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株価1800台を突破「三転四起」

Posted September. 11, 2010 03:04,   

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総合株価(KOSPI=コスピ)指数が2年3ヵ月ぶりに1800の大台を突破し、世界的な金融危機以前の水準を完全に回復した。08年6月10日、世界的な金融危機の影響で1800を割ったコスピ指数は昨年下半期から徐々に回復し、今年に入って3度も1800台の奪還を狙ったが失敗に終わった。しかし、高い経済成長率と5年ぶりに最大の利益を記録した企業の善戦に支えられ、4度目の挑戦ぶりに成功した。

10日、コスピ指数は前日より18.22ポイント上がって、1802.58で取引を終えた。この指数は今年の新高値であるのはもちろん、08年6月9日の1808.96以後初めてで、1800台に到達したのだ。

同日の株価は午前から強気相場を示した。前日米国で発表された新規失業手当請求件数が前月に比べて大きく減少し、7月の貿易赤字も予想より大幅に減ったからだ。これまで期待以下の経済指標が発表され、米国経済がダブルディップ(二番底)に陥るのではないかと憂慮していた投資者らは、再び攻撃的な投資に乗り出してニューヨークの株式市場が小幅上昇したのが株価上昇の好材料になった。

トーラス投資証券投資分析部のイ・ウォンソン理事は、「これまでファンドマネージャーらからダブルディップの可能性がどれほどあるのかと聞かれてきたが、最近はどの銘柄が上がるかに質問が変わった。ダブルディップの可能性が低くなってことが投資雰囲気を盛り上げている」と伝えた。

ダブルディップのリスクが後退したものの、米国など先進国の株価は相変わらず今一であるのと違って、韓国をはじめアジアの株式市場は強い回復傾向を持続している。アジア経済の基礎が堅調であるうえ、豊富なグローバル資金が絶えず流入し続けているためという分析が多い。インドネシア、タイ、インドなどアジア主要国の株式市場は、7、8月の間年高点を更新した後、最近またこれを越えている。特に、韓国など自国通貨の強気が予想される地域は資本利得を狙うグローバル資金まで流れ込んでいる。同日、外国人投資家は5500億ウォン近く買い越した。ウォン・ドルの為替レートは前日より1.70ウォン安ドル高の1165.70ウォンで引けた。

一部の専門家は指数が年末まで1900〜2000台に値上がりする可能性もあると見ている。企業利益に比べて株価が歴史的に最も低い水準(8〜9倍)に来ており、第3四半期にも韓国企業は史上最高の実績を達成する可能性が高いからだ。また、先進国を中心として情報通信(IT)業種が息を吹き返す場合、IT業種の割合が20%が越える韓国の株式市場がさらに一段階跳躍する可能性もなくはない。

しかし、世界的な金融危機以後、人為的に浮揚された景気がダブルディップとインフレーションの間で綱渡りをする可能性が高い上、海外の悪材料が依然として進行中であるため、株価が巡航するにはまだハードルが少なくない状況だ。

三星(サムスン)経済研究所のチョン・ヒョチャン首席研究員は、「米国経済が大きく回復していない中、中国景気も下半期に下り坂に入る可能性もあり、欧州の危機も終わりでない」とし、「肝心なのは外国人が韓国に持続的に投資するかであり、これは米国、中国などグローバル経済の状況次第である」と話した。



artemes@donga.com imsoo@donga.com