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G20の過去から未来まで、8部門で討議 G20国際シンポ

G20の過去から未来まで、8部門で討議 G20国際シンポ

Posted September. 24, 2010 02:56,   

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主要20ヵ国(G20)首脳会議の体制と役割、アイデンティティーについて討議する「G20ソウル国際シンポジウム」が今月28日、29日の両日間、ソウル市江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)のCOEXで東亜(トンア)日報、韓国開発研究院(KDI)、米ブルーキングス研究所の共同主催で開かれる。

11月の第5回G20ソウル首脳会議を約1ヵ月後に控えて開催されるシンポジウムは、グローバルな金融危機以降、国際社会の意思決定メカニズムとして浮かび上がったG20サミット体制の歴史的意味と今後の役割について重点的に焦点を当てる初の国際シンポジウムであるということに大きな意味がある。

玄旿錫(ヒョン・オソク)KDI院長は「G20サミット体制がグルーバルな金融危機を乗り越えるのに大きな貢献をしたが、これについてまともに焦点を当てる努力は足りなかった。今回のシンポジウムで討議された結果は、G20サミット体制を構築する理論的な土台となるだろう」と話した。

これによって、今回のシンポジウムはG20首脳会議準備委員会の公式後援のもと、G20体制を研究し関心をもってウォッチしてきた世界の識者、国際機関や各国政府の有力者らが大挙して出席する。KDIは米オバマ政府のシンクタンクと呼ばれているブルーキングス研究所と発表資料について調整を進めており、ここで議論された内容を論文集にまとめ、11月のG20首脳会議の開催直前に配布する予定だ。

「G20サミット体制の定着のために:危機管理委員会でグローバル調停委員会」というテーマーのもとに開催されるシンポジウムでは、G20サミット体制がグローバルな経済懸案を調整し、解決する世界最高の経済協議体として位置づけられる方策が議論される。

既存のG8体制と違って、先進国と中進国や途上国までを取り込んだ多者間協議体であるG20が、世界経済の問題を扱うのにはるかに効率的であることが浮き彫りになると見られている。

シンポジウムは計8の部門で構成されている。各部門では、G20の過去と未来から、G20の主要議題に至るまで、多様な主題について出席者たちが討論を行う。

とくにG20ソウル首脳会議で議論される主要議題についての事前点検が行われるところが注目される。「金融危機、金融改革とG20」、「G20と開発議題」、「G20と国際機関システム」などの部門でG20ソウル首脳会議の主要議題がどう扱われるか占うことができる。

G20に対する一般の関心を高める方法について考える部門も用意された。「G20の国々の国内世論の比較」と「G20とリーダーシップ、メディアそして社会」セクションでは、世界有数のジャーナリストたちがG20体制下のメディアの役割についての討議が行われる予定だ。



turtle@donga.com