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市民団体のG20首脳会議への初デモに対し、警察は音響大砲で食いとめを確認

市民団体のG20首脳会議への初デモに対し、警察は音響大砲で食いとめを確認

Posted October. 02, 2010 02:59,   

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警察は、最近導入したいわば、「音響大砲」と関連し、長距離志向性音響装備を巡る安全性の議論が起きると、1日午後、ソウル中区新堂洞(チュング・シンダンドン)のソウル地方警察庁・機動本部で、「音響大砲」のデモンストレーションを行った。金融サミット(G20)首脳会議を控え、デモ隊の解散に向け、音響大砲の導入を決めた警察は同日のデモンストレーションで、100メートル距離から64メートル、32メートルと狭めながら、130dB(デシベル)、140dB,150dBの警告音を交互の送出した。

「ピ!ピ!」という短いサイレンの音が早く繰り返される警告音響に、わずか5秒ほど露出されたが、よく聞こえなかった上、吐き気がした。前方15度角度の範囲内に音響が集中する志向性スピーカーのせいで、32メートルで116dBの警告音に露出されると、耳をふさがなければ頭が鳴るほどの威力を発揮し、100メートルの距離でも警告音響は我慢できなかった。デモンストレーションが終わった後、取材記者らはめまいを訴えたりもした。

警察は、大統領令である「警察装備の使用基準などに関する規定の一部改正令(案)」が可決される前は、放送向けとしてだけ使い、法令改正後は警告音響機能を使用する方針だ。警察の関係者は、「『産業保健に関するルール』の許容範囲である115dB以上で、1回に3〜5秒間露出されないよう、30秒ほどの間隔を置き、使用する計画だ」と明らかにした。115dBとは、事業所で認められる騒音の最大水準であり、120dB以上からは、音は苦痛と感じられ、長期間聞かされれば、聴力が損傷しかねない。

一方、来月11日に開催されるG20首脳会議を控え、同日、ソウル都心ではG20への反対や成功を願う決意大会が相次いで行われた。

民主労総や民主労働党、参与連帯などの81の政党や団体で構成された「G20に対応する民衆行動(民衆行動)」は同日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)鍾路1街の普信閣(ボシンガク)前で、400人余りが参加した中、「G20を糾弾する国際共同行動の日」集会を開催した。ホ・ヨング民衆行動共同運営委員長は、「G20警護特別法が実施される本日を皮切りに、来月11日にかけて、大勢の労働者や学生、市民がG20への反対に乗り出すだろう」と話した。警察は、普信閣周辺に4つの中隊規模の警備兵力を配置したが、衝突はなかった。集会は3時間続いた。

ライトコリアや枯葉剤戦友会などの保守性向団体のメンバー500人余りは1日、ソウル中区太平路(チュング・テピョンノ)の韓国プレスセンターで、「G20首脳会議の成功に向けた国民決意大会」を開き、「G20会議を妨害する反対デモは座視しない」と明らかにした。



jmpark@donga.com coolup@donga.com