C&グループの不正疑惑を捜査中の最高検察庁中央捜査部(部長=キム・ホンイル検事長)は24日、C&グループが07年以後造船業の景気低迷により資金難が悪化した際、企業の運営資金などを調達するために金融界と政界・官界にいわゆる「救命ロビー」を展開した状況をつかんで捜査を進めている。
検察はC&グループが06、07年、C&重工業を設立し、ヒョソン金属を買収合併して造船業に本格的に参入した以降の状況を集中的に調べており、グループ全体が資金難に直面してからは、「救命ロビー」のため金融界はもちろん、都市銀行などに影響力を行使できる有力人物らに金品を渡していたと見ている。
検察は優先的にC&グループと主債権銀行のウリ銀行間の癒着疑惑を集中調査している。金融監督院の電子公示などによると、ウリ銀行はC&重工業が経営難に陥った08年上半期にも同社所有の不動産を担保に約250億ウォンを融資していたことが分かった。検察はこの過程で銀行内部でさえ議論が巻き起こり、この過程でウリ銀行の幹部クラスが実務グループの反対を押し切って融資を支援したという疑惑について確認している。また、C&グループが同行幹部の親戚を系列会社の役員に採用したのがこのような融資の過程と関連があったかどうかについても調べている。
これと関連し、検察はC&グループの政界・官界ロビーの窓口として知られたC&ウバンランドの前職役員のイム某さんに出席を通報した。他の大企業で30年以上勤めた後、06年、C&グループに転職したイムさんは、全羅道(チョルラド)出身の政界・官界関係者らと幅広い交流を行ってきたとされている。
これに先立ち検察は財務諸表などを偽りで作った書類を提出して1000億ウォンの不正融資を受けて、系列会社間の不当支援、粉飾会計などを指示した疑い(特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺など)で23日、林炳石(イム・ビョンソク)C&グループ会長(49)を拘束収監した。
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