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太陽—風力のスノーモービルに乗って「グリーン大長征」

太陽—風力のスノーモービルに乗って「グリーン大長征」

Posted December. 08, 2010 03:26,   

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今回の南極横断グリーン遠征隊のもう一人の主人公は、太陽光と風力で充電したバッテリーで動く2台の電気スノーモービルだ。

オーダーメイドの電気バイクや電気自動車を開発・製作する(株)TSが、設計段階から製作に参加した。このスノーモービルが、安定した性能を発揮することが、今回の遠征の成功の鍵を握っていると言っても過言ではない。

南極のような極寒の条件で、それも舗装されていない道路に電気自動車を走らせること自体が、電気自動車業界では、かなりの冒険であり挑戦だ。今回の遠征に隊員として参加するTSの金スフン代表(33)は、「南極のように零下30℃以下の環境では、バッテリーの効率性が急激に落ち、実際の容量の50%も発揮できないことが最大の問題だ」と話した。

このため、今回のスノーモービルには、寒さに最も強いと評価される、リチウムフェライトバッテリーが使われた。このバッテリーは、零下45℃の冷蔵施設でテストした結果、バッテリー効率の約80%を実現した。1台に使われるバッテリーの重さだけで160キログラム。2台に使う2個のバッテリーは、太陽電池モジュール16個、小型風力発電機8台を総動員し、充電に約9時かかるとされる。充電時には、最高出力12キロワットの電気モーターが装着されたスノーモービルは、約1150キログラムの重量(車体250キログラム、荷物トレーラ800キログラム)を最高時速30キロメートルの速度で約3時間走行できると、遠征隊は説明した。

スノーモービルは走りながら充電できないため、遠征は、9時間充電→3時間移動→9時間充電で進められる。