カトリック正義具現司祭壇(正具司)出身神父らが鄭鎮奭(チョン・ジンソク)枢機卿の勇退を要求したことについて教界周辺の批判が強まっていることを受け、カトリックソウル大教区が16日午後2時、ソウル中区(チュング)の明洞(ミョンドン)聖堂で、緊急の司祭会議を開く。
1970年代の民主化運動の過程で司祭総会が数回開催されたことはあるが、教区公式の議決機関が参加する司祭会議が開かれるのは初めて。
同会議には、教区の議決機関の司祭評議会、教区長の権限を領域別に代理する主教やモンシニョール(名誉高位聖職者)ら主教評議会の高位聖職者、司祭敍品期数別代表ら50〜60人が参加する。
ソウル大教区報道官兼文化広報局長のホ・ヨンヨプ神父は、「枢機卿に対して、批判の度を越え、勇退を要求する主張について、教区としての立場をまとめなければならないという神父の意見が多く、司祭会議を開くことになった」と説明した。
このため司祭会議では、「枢機卿勇退」主張に対する批判的な意見が提起されると見ている。ソウル大教区のホームページには、最近、枢機卿を「骨髄の反共主義者」と非難した正具司の声明と枢機卿勇退主張に対する批判的な意見が相次いでいる。
一般信徒を代弁するソウル大教区平信徒使徒職協議会は、14日の会長団会で同問題についての討議が行われた。そのうえで15日には、司祭会議の結果を見極めた上で公式の立場を発表する方針を明らかにした。
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