北朝鮮メディアが17日、「戦争が起きれば、核戦争になるだろう」と威嚇した。こうした反応は、韓国軍が延坪(ヨンピョン)島で射撃訓練を実施する計画を明らかにした翌日に出たものだ。
北朝鮮の祖国統一平和統一委員会(祖統委)が運営するウェブサイト「わが民族同士」は、17日、金滉植(キム・ファンシク)首相が最近「北朝鮮の蛮行(延坪島砲撃)に怒りを禁じ得ない。いかなる挑発にも応分の対価を支払わせる」と述べたことについて、「戦争の境地へと突っ走っている朝鮮半島情勢を一段と激化させ、戦争の火をつけようとする好戦的な妄言」と激しく非難した。
そのうえで、「(韓国の)無謀な対決と戦争策動で朝鮮半島は戦争か平和かではなく、戦争がいつ起きるのかの岐路に立っている」とし、「万が一、朝鮮半島で戦争が起きれば、それは核戦争に拡大されるだろうし、朝鮮半島だけに限定されないだろう」と主張した。
同サイトは、また韓国の脱北者団体が延坪島から北朝鮮に向けてビラを散布卯することにしたことに触れ、「(韓国側が)最近、我々に反対するビラ散布の遊びを、いつになく悪辣に敢行している」とし、「これは、わが軍隊と人民の警戒心と怒りをさらに刺激するだけだ」とした。
自由北韓運動連合は18日、北朝鮮に向けてビラ20万枚を散布する予定だ。
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