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宣銅烈監督、電撃退陣のミステリー

Posted December. 31, 2010 03:11,   

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●韓国シリーズ4連敗後、グループ首脳部が激怒

05年、宣銅烈(ソン・ドンリョル)監督の就任後、三星(サムスン)は09年を除き、毎年ポストシーズンに進出した。05年と06年は韓国シリーズ優勝も飾った。

しかし、数年前からグルーブ内部では、「かけるお金のわりにはチーム成績が今一」という話が出ていた。三星のある関係者は、「我々よりお金を使わない球団に比べて人気がない上、数年間優勝もできず、内部的に不満が多かった」と話した。

決定打になったのはSKとの韓国シリーズだった。SKを迎え、まともなプレーもできないまま4連敗を喫したことで、グループ最高位層が激怒したといわれている。金仁(キム・イン)社長が15日就任式の時、「根性あるプレーでベストを尽くし、負けた時も拍手を送られなければならない」とし、選手らの闘志不足を指摘したのも、延長線上の話と受け止められる。

宣監督の「守る野球」が、大邱慶北(テグ・キョンブク)地域のファンにアピールできなかったという見解もある。たとえ成績は良かったかも知れないが、豪快な攻撃野球を好む熱狂的なファンが背を向けたということだ。

●ラインが違った

これまで宣監督をしっかり守ってきた垣根は、金応龍(キム・ウンヨン)前社長と金載夏(キム・ジェハ)前団長だった。彼らの上には李鶴洙(イ・ハクス)顧問がいた。しかし、最近グループ人事で李顧問が経営一線から退いたことに続き、金前社長と金前団長も次々に退陣した。彼らはポストシーズン進出に失敗した昨季中盤、宣監督に5年契約を提示し、力になった人物だ。

今月初めの人事で、三星SDSから三星ライオンズ社長にポストを移した金仁社長とソン・サムボン団長体制の下、宣監督の居場所は狭くなった。このため、宣監督の退陣は金前社長の辞退以後、決められていた手順という反応だ。

球団は、宣監督が球団運営委員という新しい職に就き、球団刷新作業に取り組むと発表したが、実際そうなるかは未知数だ。宣監督は1年ぐらい休んだ後、他の球団のラブコールを受けるのが確実だ。宣監督は、「しばらくリフレッシュの機会にして休みたい」と話した。

宣監督と柳仲逸(リュ・ジュンイル)新任監督の離・就任式は来年1月5日、慶山(キョンサン)ボールパークで行われる。



uni@donga.com sublime@donga.com