「10年や20年前に運動選手を管理するようなやり方で、メンバーを扱いました。どんな活動をするのか、きちんと説明もせず、『指示通りすればよい、何を文句を言うの?』ととがめられました」(KARAのメンバー4人)。「根拠のない主張であり、所属事務所の名誉を傷つけることです」(KARA所属事務所のDSPメディア)。
5人組ガールズグループ「KARA」のリーダー、朴ギュリを除くハン・スンヨンやチョン・ニコル、ク・ハラ、カン・ジヨンの4人が、希望しない芸能活動を教養されたと主張し、19日、所属事務所のDSPメディアに対し、専属契約取り消しを通知した。
KARAの弁護を引き受けている法務法人「ランドマーク」は、「DSPメディアを相手に専属契約を取り消し、マネージメント業務を中止するよう通知した」と明らかにした。
ランドマークは、「所属事務所が、メンバーらが望まない芸能活動の強要や人格侮辱、メンバーらに対し、詳しい内容を説明せず、無理やりやらせる無断契約などにより、精神的苦痛を与えた」と主張した。
4人の法律代理人であるホン・ミョンホ弁護士は同日午前、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「メンバーらが活動をする時、所属事務所はメンバーらへの待遇や活動期間などを知らせなかった」と主張した。14日から日本の東京テレビで放送しているドラマ「ウラカラ」の件も、事務所側は、「まだ契約が決まっていない」と主張し、具体的な内容を知らせないまま、進めたという。
これに対し、DSPは同日午後、釈明資料を出し、「ク・ハラは、契約取り消しに同意しないと明らかにした」とし、「希望しない芸能活動を強要し、人格を侮辱したという主張は根拠がなく、所属事務所の名誉を毀損するものだ」と反ばくした。
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DSPはまた、「最近、KARAの人気につけこみ、彼女らの両親を通じ、ライバル会社から我々との契約破棄を勧める事実があるなら、法的責任を問うつもりだ」と付け加えた。
一部では今回の出来事が、「第2の東方神起」事態へと拡大し、アジアを総なめしている韓流に悪影を与えるのではないか、と懸念している。「東方神起」の場合、09年、メンバーの金ジェジュン、朴ユチョン、金ジュンスが、「JYJ」を結成し、別途で活動し、所属事務所と法的攻防を繰り広げている。
07年にデビューしたKARAは、日本でも正規アルバム「ガールズトーク」を発売し、25万枚以上を売り上げるなど、韓流ブームをリードしている。
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