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財界のパワーウーマンら、ホテル・ファッション・マーケティング分野で大活躍

財界のパワーウーマンら、ホテル・ファッション・マーケティング分野で大活躍

Posted February. 17, 2011 08:58,   

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●母親が強ければ娘も強い

三星(サムスン)グループ初の女性社長となった李富眞(イ・ブジン)ホテル新羅(シルラ)社長を始め、李敍顯(イ・ソヒョン)第一(チェイル)毛織・第一企画副社長、鄭有慶(チョン・ユギョン)新世界(シンセゲ)副社長、鄭志伊(チョン・ジイ)現代(ヒョンデ)U&I専務、趙顯娥(チョ・ヒョンア)大韓(テハン)航空専務、趙顯旼(チョ・ヒョンミン)大韓航空常務補などは代表的な次世代女性リーダーだ。

財界の娘の経営参加には、家庭内の空気が大きな影響を及ぼした。新世界、東洋(トンヤン)グループ、現代グループなど、母親や母親の実家が影響力を持っているグループは、娘たちも経営に積極的に参加するほうだ。鄭有慶・新世界副社長や鄭志伊・現代U&I専務はそれぞれ、代表的な財界のパワーウーマンと言われている李明熙(イ・ミョンヒ)新世界会長や玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)グループ会長の娘だ。玄靜潭(ヒョン・ジョンダム)東洋マジック常務や玄ギョンダム・東洋オンライン部長の母親である李惠卿(イ・へギョン)東洋レジャー副会長も、結婚後は内助に満足せず、父親の事業を引き継ぎ、夫の玄在賢(ヒョン・ジェヒョン)東洋グループ会長と共に経営に参加している。彼女らの叔母であり、李惠卿副会長の妹である李和卿(イ・ファギョン)オリオングループ社長も、財界のパワーウーマンの一人だ。

次世代女性リーダー13人のうち、海外留学経験者は半分以上の7人(53.8%)に達した。李敍顯・第一毛織副社長や趙顯娥・大韓航空専務、趙顯旼・大韓航空常務補、鄭有慶・新世界副社長が、海外で学位を取り、STXの姜鄹壽(カン・ドクス)会長の長女である姜ジョンヨン氏は、米国に留学している。

●パワーウーマンたちの特徴

財界の娘の特徴は、ファッションやサービス、マーケティング分野に、主に陣取っている。そのため、小さい時から進路を明確にした。新世界デパートの広告やマーケティング部門を総括している鄭有慶副社長は、芸園(イェウォン)学校—ソウル芸術高校—米ロードアイルランドデザインスクールを、第一毛織でファッション部門を担当している李敍顯副社長は、ソウル芸術高校—米パーソンズデザインスークルをそれぞれ卒業した。

グルメ家として知られている趙顯娥・大韓航空専務は、芸園芸学校—ソウル芸術高校—米コーネル大学・ホテル経営学部を卒業しており、大韓航空で機内サービスやホテル事業に歩幅を広めている。妹の趙顯旼・大韓航空常務補は、米サウスカリフォルニア(USC)でコミュニケーションを専攻した後、広告企画やマーケティング分野で積んだ専門知識を基に、大韓航空・統合コミュニケーション室で実力を発揮している。

玄靜潭・東洋マジック常務も例外ではない。米スタンフォード大学で経営学修士(MBA)を終え、東洋マジック・マーケティング本部で、ブランド管理やデザイン経営部門を担当している。東洋グループは、玄常務が東洋マジックを従来の単なる家電メーカーから、「ライフスタイルのイノベーター」へと跳躍させることを期待している。

●娘たちの限界

成功を走っている財界の娘たちだが、もちろん目に見えない「ガラス張りの天井」はある。兄や弟のように、潜在的な企業首脳としての教育課程は踏んでいない。

娘たちが経た教育コースは、そのほとんどが、男性後継者が海外でMBAを終えた後、父親の会社で企画や戦略、財務部門を経ることとは、はっきり違っている。娘たちはより実務的な分野で専門性を積んでいる。

現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長の娘たちは、現代家の長男の嫁の役割を果たし、鄭会長を黙々と支えてきた母親の故李ジョンファ夫人のように「影の内助」の役割から脱していない様子だ。鄭聖伊(チョン・ソンイ)イノーション顧問や鄭ミョンイ・現代コマーシャル顧問、鄭ユンイ・ヘビーチホテル&リゾート専務は、それぞれ該当会社に肩書きを持っているが、活動は多くないと言う。40歳を前後にし、該当会社で働き始めたが、鄭聖伊顧問は、毎日出社しているのではなく、主要な経営現状について報告を受けるレベルで、経営に参加していると、イノーションは説明した。

●LG・GS・LS家の娘たちは経営に参加せず

厳しい儒教的家風のあるLG、GS、LSグループには、経営修業を受けている娘が一人もいない。4男2女を抱えている具滋暻(ク・ジャギョン)LGグループ名誉会長は、孫娘が12人だ。具名誉会長の2人の娘はもとより、12人の孫娘のうち、LGグループに入社した人は一人もいない。LG関係者は、「専業主婦だったり、まだ学生だ」と話した。具本茂(ク・ボンム)会長の長女のヨンギョン氏は、延世(ヨンセ)大学・社会福祉学科を卒業して結婚し、次女のヨンス氏は、高校に通っている。

LGグループから分社したGS、LGグループにも、経営修業を受けている娘はいない。具仁會(ク・インフェ)LG創業主の3人の弟の泰會(テフェ)LG電線名誉会長や平會(ピョンフェ)E1名誉会長、斗會(ドゥフェ)イェスコ名誉会長が独立して立ち上げたLSグループの3世らの中には、12人の娘がいるが、一人も該当グループに入社していない。5人は専業主婦であり、7人は学生、あるいは就学前である。許昌秀(ホ・チャンス)GS会長の娘であるユンヨン氏や、許東秀(ホ・ドンス)GSカルテクス会長の娘であるチヨン氏も同様に、目立った社会活動を行っていない。



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