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動画使って…火花の散った槍と盾、三星とアップルの法廷攻防

動画使って…火花の散った槍と盾、三星とアップルの法廷攻防

Posted August. 13, 2011 21:07,   

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「露骨かつ全面的な模倣だ」(アップル側の代理人)

「アップルは自分を過大評価している」(三星電子側の代理人)

「ここは大韓民国の法廷だ」(裁判長)

特許権の侵害を巡り、各国の裁判所で激しい攻防を繰り広げている三星電子とアップルとが11日、再びしのぎを削った。三星のスマートフォンが自社のデザインや技術を侵害していると、アップルが三星を相手に起こした特許権侵害禁止及び損害賠償訴訟の最初の弁論準備期日に、双方は準備してきた動画のプレゼンテーションで、裁判部の心をつかもうとした。

ソウル中央地裁・民事11部(姜永壽部長判事)審理で、東館第367号の小法廷で行われた同裁判は、法廷に50人あまりが詰め掛け、ドアも閉めないまま行われた。

●アップルの槍、ギャラクシータブ10.1に対しても訴訟を起こす

攻撃はアップルの方から先に始まった。アップル側は、アイフォンやギャラクシーSの類似性について、裁判部に生々しく伝えるために動画を披露し、「画面操作技術の特許やデザインを侵害した」と主張した。法廷の中の白いスクリーンには、アイフォンやギャラクシーSについて、それぞれ、△タッチスクリーンを縁まで押せば弾くシーンや、△ロックスライドを押して、電話機使用を活性化させるシーン、△アイコンの配列構造や形などが撮影された動画が再生された。

さらにアップルは、「ギャラクシーSが、アイフォンやアイパッドの使用インターフェイスはもとより、包装箱や製品のケースデザイン、製品の収納方式までコピーしている」とし、「露骨かつ全体的な模倣であり、二社製品の間に混同の可能性が大きく、アップルの権利が侵害を受けている」と批判した。その上、「訴訟提起後、三星が新たに披露した『ギャラクシータブ10.1』の生産や譲渡を禁じ、製品を廃棄すべきだという趣旨で、訴訟を拡大する計画だ」と明らかにした。

●三星の盾、アップルの技術はすでに出たものだ

アップルによるプレゼンテーションが終わると、三星は、「アップルが権利を過度に主張し、公共領域を私有化している」と反撃した。三星は、「アップルが主張するタッチスクリーン技術やデザインは、すでに数年前から米国の海外学会で発表されたものだ」と主張した。その根拠として、三星は、米人工知能研究学会が発表した論文や、発表当時に公開された動画を披露した。その時、アップル側の同時通訳士の通訳テンポが上がった。

三星は、「アイフォンのデザインも同様にアップルが特許を主張できないほど、普遍化したものだ」と一蹴した。三星は、その例として、ライバル会社であるLG電子が06年9月、欧州連合(EU)公開デザインに採択された、いわば「プラダフォン」デザインまで画面に現れ、アイフォンと比較しながら防御に乗り出した。また、「三星とアップルというブランドに関する認識なしに、市民らは商品を購入するわけではない」と反ばくした。

これに先立って、ドイツ裁判所の仮処分決定を巡り、双方の攻防が続くと、姜部長判事は、「ここは大韓民国の法廷だ」と指摘した。双方は次回の弁論期日を決めることにも神経戦を繰り広げ、秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)前の来月5日まで、三星が答弁書を提出し、同月23日、裁判を開くことにした。



jks@donga.com