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故朴壽根氏家3代の芸術魂が結集

Posted October. 01, 2011 06:00,   

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韓国民族の日常の暮らしぶりを温かい目線で描いたという評価を受けている朴壽根(バク・スグン)画伯は、生前は貧しい人生を送りながら、芸術の魂は捨てなかった。長女のインスク氏は、そのような父親への記憶のため、恐れ多くも父親の画風を引き継ぐという考えはしたこともない。しかし、黙々と作品活動を続けてきた。国展(大韓民国美術展覧会)の第15、16、18回に入賞し、画壇に登場した彼女は、「今も父親の作品世界に迷惑をかけるのではないか気になる」と話した。

インスク氏は、「記憶の中に残っている父親は、何時も絵を書いている途中、染みのついた服の姿で食事をしたり、せっかく描いた絵が売れた日は、袋入りの米を抱えて、古びた玄関に明るく笑いながら入るなどした」とし、「教職生活をしながらも、そのような父の姿を思い浮かべ、絵を描き始めた」と話した。

長男のソンナム氏は、朴画伯の作家精神や誠実な暮らしぶりを引き継ぐため、絵を描いている。1986年にオーストリアに移民に行ったソンナム氏は、「何度も展示の提案を受けたが、大規模な展示よりは父の愛した庶民の傍で、子孫らが引き継ぐ芸術精神について示したかった」と言い、「展示収益の一部を持って、保育所出身の貧しい隣人のための奨学金を造成する計画だ」と明らかにした。

朴画伯の孫であるジンフン氏も同様に、控えめな姿で画家としての人生を生きている。氏は、インドのニューデリー美術大学にトップに入学し、西洋美術を専攻し、首席卒業と共に、インド・文化部長官賞まで授賞した。ジンフン氏は、オーストラリア・ウェスタン・シドニー大学で修士号を取った後、今は、オーストラリアで子供らに美術を教えている。残念なことに、今度の展示にあわせて韓国を訪れることはできなかったが、祖父について、「画風を真似しないようにと、それなりに頑張っているが、人間の善良さや真実を画幅に収めようとした祖父の精神はぜひ引き継いでいきたい」と伝えた。

展示会は来月7日午後4時、ギャラリーディキューブで、オープニング行事を皮切りに、16日午後5時まで開かれる。お問い合わせは、02−2211−0973まで。



coolup@donga.com