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加湿機・殺菌剤6種、強制回収命令

Posted November. 12, 2011 05:45,   

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——どのような製品を回収するのか?

「『オキシーサクサク、ニュー加湿器当番』(ハンビ化学)、『セピュ加湿器殺菌剤』((株)バターフライエフェクト)、『ワイズレック過失殺菌剤』(ロッテマートのPB製品)、『よい商品加湿機清浄剤』(ホームプラスのPB商品・以上龍馬産業社)、『アトオーガニック加湿機殺菌剤』(アトオーガニック)、『加湿機クリーンアップ』(コストコーの販売商品・以上グローエンエム)だ」

——市場でどれほど流通されたのか。

「年間生産量は計60万個と試算される。オキシーサクサクやセピュが、全体消費量の80%以上を占めている」

——問題となった成分は…。

「PHMGとPGH成分だ。これを吸い込んだねずみの肺は、正常なねずみより、3倍以上膨らんでいた。解剖しようと肺を切れば、空気が漏れ出し、くちゃくちゃになり、やや縮まるべきだが、有害成分を吸い込んだねずみの肺は、膨らんだままだった。気管支が詰まっていたり、肺が堅くなったためだ」

——なぜこれまで2つの成分を規制しなかったのか。

「肌に触れたり、食べた時を想定して作った基準はあるが、加湿機の殺菌剤のように、鼻を通して吸収する場合は、これまで「死角地対」だった。口で飲んでも、体内にはなかなか吸収されないが、鼻で吸い込んで、肺の中に蓄積されれば、毒性が増大する」

——6つの製品は、政府が強制的に回収するのか。

「オキシーは8月末から、生産を中止した。すでに販売された製品に対しては、払い戻す予定だ。アトオーガニックやセピュも、同様に顧客センターを通じて、返品を受けたり、払い戻している。ホームプラスやロッテマートも、同様の時期から販売を中止している。ロッテマートは、レシート無しでも払い戻している」

——他の加湿機の殺菌剤は使っても大丈夫か。

「保健当局はとりあえず、使わないほうが安全だと、強く勧告している。残りの製品についても、疾病管理本部が動物検査を行う予定だ」。

——被害者はどのように補償を受けることができるのか。

「関連団体は、100人あまりの被害者が出たと主張している。メーカーを相手に、民事訴訟を起こす可能性がある。政府はまだ、補償基準をまとめていない。肺疾患を『難病性疾患』と定めれば、病院の診療費について、健康保険で支援を受けることができる」

——海外では、どのような形で救済するのか。

「海外には、加湿機殺菌剤という製品自体が存在しない。そのため、関連研究もほとんどないのが現状だ」

——加湿機の殺菌剤はなぜ、議論を呼んだのか。

「ソウル峨山病院が4月初め、原因不明の肺疾患患者が増え続けていると、疾病管理本部に届け出た。インターネット・コミュニティを中心に、08年から被害者ら情報を寄せたが、疫学調査は今回が初めてだ。これまで確認された患者は計34人であり、そのうち、9人が死亡した」

——かつて、多く使った人たちはどうなのか。

「不安がる必要はない。現在、肺が痛くて息切れすることがなければ、加湿機・殺菌剤を以前、使ったことがあっても、肺が傷ついていない。肺は、自己治癒能力があり、やや損傷しても、直ちに回復できる」

——殺菌剤は使わず、加湿機だけを使えばどうか。

「ソウル峨山病院を始め、大半の大手病院では、病室では加湿機を使わせない。小さな粒子を空気中に吹き付けるだけに、どれだけ加湿機をきれいに管理しても、細菌やウイルスを吸収する確率が高い。湿度が40%以下へと下げれば、乾燥が健康に問題を起こすが、国内では湿度が40%以下へと下がるケースがないので、夜間に洗濯物を干すだけでも、加湿効果は十分だ」



isityou@donga.com