Go to contents

日本復興への希望が込められた「東京スカイツリー」、22日一般公開

日本復興への希望が込められた「東京スカイツリー」、22日一般公開

Posted May. 22, 2012 08:42,   

한국어

「我々に再び希望を!」

日本復興の願いが込められた「東京スカイツリー」が22日一般に公開される。高さ634メートルで人間が作った地上の建築物の中ではドバイの「ブルジュ・ハリーファ」(828メートル)の次に高い。鉄塔の中で世界で最も高い。これまで東京のシンボルだった東京タワー(332.6メートル)の1.9倍、韓国の63ビル(274メートル)よりは2.3倍高い。晴天の日は、約200キロ離れた福島第1原発からも塔が見える。

22日一般に公開される350メートルと450メートル高さの第1、第2展望台の料金はそれぞれ2500円(約3万6750ウォン)と3500円(約5万1450ウォン)。やや高い金額だが、7日現在、入場券予約者は100万人を突破した。2ヵ月後まで予約が一杯の状態で、早くから東京ディズニーランドに代わる観光スポットとして注目されている。このような傾向なら、今後1年間、3200万人が東京スカイツリーを訪問すると見られる。

東京スカイツリーの本来の任務は、地上派放送の電波送信用鉄塔だ。日本の放送局はこれまで東京タワーを利用して放送電波を発信したが、周辺に高層ビルが増えて電波障害が頻発したため新しい電波塔を建てた。08年7月14日工事を開始し、今年2月の完工まで3年7ヵ月、建設費だけで400億円(約5900億ウォン)がかかった。投入された鉄の重量だけでエッフェル塔の5倍、東京タワーの9倍に達する。

日本国民にとって東京スカイツリーは「高さ」と「規模」の意味ばかりではない。20年間続いている長期不況、活力を失いつつある高齢社会、東日本大震災や原発事故など、憂鬱なニュースばかりが続く日本の国運を変えてみようという願いが込められている。日本の復興を再び祈願する希望の塔であるわけだ。

このような期待感を反映するように、東京スカイツリーの周辺は早くから観光客と期待感で盛り上がっている。東京スカイツリーの近くに建てられた3万6900平方メートルの複合ショッピングモール「東京ソラマチ」は東京最高の観光地に浮上した。東京ソラマチには321の高級商店街や水族館、エンターテインメント施設が入っている。当初、大規模赤字を憂慮した開発企業の東武グループは、期待以上の反応に大喜びだ。スカイツリーの管轄自治体の東京墨田区は、スカイツリーが日本経済に与える経済波及効果が3346億円に達すると見通した。



changkim@donga.com