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今夏、大手企業会長は「休みの代わりに出張」

今夏、大手企業会長は「休みの代わりに出張」

Posted July. 09, 2012 06:42,   

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本格的な夏休みシーズンが迫っている中、休みの代わりに出張を選ぶ財界のトップが多い。特に今年は、グローバル景気低迷を受け、一寸先が見えない危機的経営状況が続いており、休みの代わりに28日の英ロンドンオリンピックの開幕と共に、オリンピックの現場を訪れ、スポーツ外交やグローバルマーケティングを展開するケースが少なくない見通しだ。

三星(サムスン)電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長は、別途の休みの計画がなく、7月末に英国に渡り、国際オリンピック委員会(IOC)総会やロンドン五輪の開幕式に出席する計画だ。李会長は、韓国選手らが出場する一部の試合を観覧した後、8月初頭に帰国する予定だという。

通常、7月末から8月初頭にかけて、2週間程度休みを取ってきたSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長はまだ、休みの計画を立てていない。崔会長は、大韓ハンドボール協議会会長の資格で、ロンドン五輪の現場に出向き、ハンドボール代表チームの試合を応援するなど、支援活動を行う計画だ。大韓体育会副会長や大韓卓球協議長を引き受けている韓進(ハンジン)グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長も、今年は夏休みを取らず、ロンドン五輪の現場に行ってきた後、出勤し、仕事に取り組む計画だ。

ポスコの鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)会長も、海外出張に追われ、まだ休暇の日程を決めずにいる。鄭会長は5月と6月、インドや中国、豪州、メキシコ、ブラジルなどを訪問し、現地の事業パートナーに会ったのに続き、今月10日からは、トルコやイスタンブールで開かれる世界鉄鋼協会(WSA)執行委員会に出席する予定だ。

海外出張の計画の無いトップらは、休み期間中に自宅や執務室で休憩を取ったり、下半期の経営構想に没頭する計画だ。

現代(ヒョンデ)自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は今月末から来月初頭の間の公式夏休みの期間中に、2、3日程度休みを取り、自宅内で経営構想をしながら休暇を送る。

LGグループの具本茂(ク・ボンム)会長はまだ、休暇計画を立てていない。具会長は例年のような特別計画が無く、7月末から8月初頭の間に自宅で休暇を送る予定だ。最近、錦湖(クムホ)産業や錦湖タイヤの有償増資にかたをつけ、経営権回復が間近に迫っている錦湖アシアナグループの朴三求(バク・サムグ)会長も、休暇計画を見送り、執務室に泊まりながら経営正常化に全力を上げるという。



nex@donga.com