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三星電子、半導体で中国の西部開拓時代を切り開く

三星電子、半導体で中国の西部開拓時代を切り開く

Posted September. 13, 2012 08:24,   

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中国西部大開発の中心都市で行われている大規模な投資について、李克强副首相は祝賀の手紙を送り、「今回のプロジェクトは、中韓両国の強みを活かし、情報産業分野での緊密な協力を通じて成し遂げた重要な成果だ」と祝った。

中国当局は、市内から三星(サムスン)工場の敷地までの約20キロ区間に、赤い提灯や赤いプラカード、三星ロゴなどを飾り、工場の着工を歓迎した。中国中央テレビ(CCTV)などのメディアも、三星電子の工場着工式典を主要ニュースで報じた。

李揆亨(イ・ギュヒョン)在中韓国大使は祝辞で、「三星の投資は、中国沿海地域に対し、製造業中心の加工貿易中心に行われてきた韓国の中国への投資が、中西部地域の先端産業分野へと地平を拡大させたことに、大きな意味合いがある」と述べた。

西安工場は、三星が米オースティン工場に続き、海外で2番目に建設する半導体の全工程生産工場だ。

三星電子は、グローバル情報技術(IT)企業各社の主要拠点であり、最大市場でもある中国と米国に生産団地を構築し、今後、激変する市場に、より早く対応できるだろうと期待している。「次世代10ナノ級NANDフラッシュ」は、スマートフォンなどの様々なスマート機器やタブレットPCなどに使われる半導体であり、今後中国はもとより、世界的な需要が大幅に増えるものと見られる。

三星電子の西安工場への投資により、国内外の下請け会社160社あまりも、一緒に進出するものと見られる。三星電子の関係者は、「下請け会社各社も一緒に成長させ、強小企業へと育成させる計画だ」と述べた。

三星電子側は、工場をフル稼働すれば、2000人ほどを雇用できるものと見込んでいる。また、下請け会社を含めれば、全体的な雇用誘発効果は、計1万3000人に上ると試算される。

同日の着工式には趙樂際・陝西省書記や李揆亨大使、知識経済部の尹相直(ユン・サンジク)次官、三星電子の權五鉉(クォン・オヒョン)代表取締役副会長、張元基(チャン・ウォンギ)中国三星社長、全東守(チョン・ドンス)三星電子社長、金興植(キム・フンシク)三星半導体有限公社法人長など、800人あまりが出席した。



mungchii@donga.com