Go to contents

朴槿恵氏、「ソウルと平壌に交流協力事務所を設置」と公約発表

朴槿恵氏、「ソウルと平壌に交流協力事務所を設置」と公約発表

Posted November. 06, 2012 07:24,   

한국어

セヌリ党の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領候補は5日、南北交流の活性化と関係正常化に向けて、ソウルと平壌(ピョンヤン)にそれぞれ「交流協力事務所」を設置することを明らかにした。また、北朝鮮に対する抑止力を強化するために、外交安全保障政策のコントロールタワーの役割をする「国家安保室」を設置する構想も明らかにした。「交流強化」と「挑発抑制」という2兎を得るという話だ。

朴候補は同日、ソウル汝矣島(ヨイド)の党本部で、外交安保分野の公約を発表し、統一構想を明らかにした。まず、南北の信頼構築を通じて北朝鮮の非核化政策の進展を図り、韓半島の経済共同体を建設して「小さな統一」を果たすという考えだ。朴候補はこれを「ビジョン・コリア・プロジェクト」と名づけた。北朝鮮の電力、交通、通信などのインフラを拡充し、国際投資誘致も支援する。朴候補は、経済共同体を経て、最終的に政治統合という「大きな統一」に進むと明らかにした。

朴候補は、「南北関係の発展のためなら、北朝鮮の指導者にも会う」と述べた。朴候補側の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交統一推進団長は、「朴候補はイベントのための首脳会談には関心がない」とし、「時間と場所を問わず、フォーマット(形式)にもこだわらず、(金正恩労働党第1書記に)会える」と付け加えた。

さらに朴候補は、「第2の天安(チョンアン)艦や延坪島(ヨンピョンド)事態は決して容認しない。韓国の将兵が命を捧げて守った北方限界線(NLL)に対するいかなる挑発も許さない」とし、北朝鮮の挑発に対する断固たる対応も強調した。

また、韓半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)、中国横断鉄道(TCR)を連結し、韓国、北朝鮮と中国、ロシア、中央アジア、欧州を貫く「シルクロード・エクスプレス(SRX)」(仮称)の構想も明らかにした。



egija@donga.com