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3ヵ月以上平壌を離れない金正恩、「実績に焦り」との見方も

3ヵ月以上平壌を離れない金正恩、「実績に焦り」との見方も

Posted December. 04, 2012 08:41,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が8月末以降、平壤(ピョンヤン)に閉じこもったまま、地方現地指導を中止していることがわかった。北朝鮮社会全体が不安な状態であり、身の上の安全のため、安全な「革命の首都」平壌にとどまっているのではないかという見方が出ている。

北朝鮮が発射を予告したわずか二日後、長距離ロケット(ミサイル)の1段目の推進体を発射台にすえつける等、挑発に拍車をかけていることも、このような内部的不安要素をなだめ、急を要する体制結束を図るための「成果達成」にこだわっている焦りと受け止められている。

軍の高官筋によると、北朝鮮は3日午前、平安北道鐵山郡東倉里(ピョアンブクド・チョルサングン・トンチャンリ)のミサイル基地内の組立棟で、1段目の推進体を発射台に移した後、クレーンで取り付け作業を終えた。別の消息筋は、「ロケットの2、3段目の推進体も、組立棟の外に移した状況が、韓米情報当局によって確認された」とし、「今後、1、2日内に3段目の推進体まで発射台に取り付けた後、燃料注入などの後続作業に取り掛かり、10日ごろは全ての発射準備を終えるものと見られる」と述べた。

東亜(トンア)日報が今年、北朝鮮メディアによる金第1書記動向報道について総合的に分析した結果、金第1書記は、李英浩(リ・ヨンホ)人民軍総参謀長を粛清した7月14日以降、平壌の外にわずか3度しか出ていない。金第1書記は、8月24から28日にかけて、江原道鐵嶺(カンウォンド・チョルリョン)の周辺の東部戦線への視察を最後に、平壌を離れていない。その直前の地方訪問も、8月6日と7日に552軍部隊と1017部隊(平安南道順川)の訪問と、8月17日に西海(ソヘ)のチャンジェドとムドへの島防御隊の訪問の2度のみだった。



shcho@donga.com