Go to contents

[オピニオン]コングリシの進化

Posted December. 26, 2012 03:13,   

한국어

韓国にコングリシ(日本で言う和製英語)があるようにフランスにはフラングレが、ドイツにはDenglishがある。ドイツでは携帯電話をドイツ式の英語でハンディ(Handy)と言う。携帯電話は英国ではモバイルフォンと言い、米国ではセルラフォンと言う。フランスでは電鉄をトラムウェイ(Tramway)と言うが、いざ英語圏ではただトラムとだけ言って、トラムウェイとは言わない。

◆英語にもない英語表現を作ることは日本が得意だ。実際、コングリシの相当数は日本から入ったものだ。俸給生活者を意味するサラリーマンは1930年代から使われた和製英語だ。英語で言うなら、「salaried man」と言うのが正しい。スペシフィケーション(specification)をスペックと縮んで言うのも日本式だ。ただし、この言葉を製品の明細書ではなく、就業に必要な資格条件という意味に使うのは韓国式の変形だ。

◆英国のBBCが最近コングリシを英語の進化という観点で紹介し、「スキンシップ(skinship」を例に挙げた。スキンシップも実は日本で先に使われた言葉だ。1953年、世界保健機関(WTO)のセミナーである米国学者が母親と子どもの間の皮膚接触を通じた疎通という意味で使ったのが、日本に伝わって使われるようになったというのが日本大百科事典の説明だ。英語圏ではタッチシップ(touchship)という表現を主に使うため、英語ウィキペディアがスキンシップを和製英語に分類する。韓国ではこの言葉が母と子の間よりは恋人の男女関係でさらに良く使われる。