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劉強氏問題、安部首相が遺憾表明 中国は「大歓迎」

劉強氏問題、安部首相が遺憾表明 中国は「大歓迎」

Posted January. 05, 2013 04:21,   

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日本の安部晋三首相が靖国神社放火犯の劉強氏(39)に対する韓国裁判所の判決に遺憾の意を表した。安部首相は4日、三重県伊勢市での記者会見の途中、ソウル地裁の判決について「大変遺憾だ。強く抗議したい」と話した。

安部首相が韓日関係改善のために派遣した特使が朴槿恵(パク・クンヘ)次期大統領を面談する直前に出た予想しなかった要素で、韓日関係に冷ややかな空気と和解の気流とが奇妙に共存する形だ。

日本外務省の河相周夫事務次官も同日、申珏秀(シン・ガクス)駐日大使に電話をかけ、「靖国放火の試みは、韓日犯罪人引渡し条約上の身柄引き渡しを拒否する事由に該当しない。韓国の裁判所の決定は大変遺憾である」と抗議した。

海江田万里民主党代表も「政治犯は政治的な思想・信念のために迫害を受ける人のことを指す」とし「(靖国放火容疑者は)放火という刑事犯罪を犯している」と批判した。

一方、中国はソウル地裁の決定を大きく歓迎した。新京報など主要紙は1面で関連内容を報道し、劉氏の略歴を詳しく伝えた。共産党機関紙の人民日報の姉妹紙、環球時報は韓国の決定を歓迎するという趣旨の社説を掲載した。

中国の一般国民は熱狂している。北京のネットユーザーは、鳳凰網に「中国は彼に賞を与えるべきだ。劉強は抗日志士だ」と書き込んだ。韓国への高感度も急上昇している。

劉氏は同日午前9時50分、東方航空便で上海に到着する予定だったが、空港には現われなかった。世論の盛り上がりとは違い、冷静な態度を維持している中国当局が報道陣と接触させないために取った措置と見られる。



lovesong@donga.com