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日本全国の4校中3校は財政問題で「1条校」、存亡の危機に瀕する韓国学校

日本全国の4校中3校は財政問題で「1条校」、存亡の危機に瀕する韓国学校

Posted January. 30, 2013 07:44,   

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29日午前、日本大阪府茨木市のコリア国際中高校(KIS)の学校グラウンド。在学生や教職員、在日韓国人団体の関係者など100人あまりが集まった中、太極旗(テグッキ=韓国国旗)の掲揚式が行われた。08年に設立された同校に、太極旗が掲げられたのはこの日が初めて。

在日韓国人のムン・ホンソン・アスコホールディングス会長は、民族と国境を越えた人材を育成するため、韓国と北朝鮮のどちらも支持しない中立の国際学校を打ち出して、学校を設立した。しかし、財政的困難に耐え切れず、昨年11月、韓国教育科学技術部に在外韓国学校への承認を申請した。大した問題が無ければ、近いうちに日本に韓国学校がもう一つ誕生する見通しだ。

日本内韓国学校の教育現状は生易しいものではない。現在、韓国学校は東京に1校(東京韓国学校)と大阪周辺3校(建国学校、金剛学校、京都国際学校)のわずか4校のみ。日本の2大都市の東京と大阪に暮らさなければ、韓国学校に通うのは不可能なことだ。

在日韓国人の次善策は朝鮮学校だ。北朝鮮を支持する在日本朝鮮人総連合会(総連)が設立した朝鮮学校は、日本全域に約70校がある。大阪総領事館によると、関西地域の朝鮮学校9校には、約1650人の児童生徒が通っている。その多くは、韓国国籍者だ。子どもたちはいやおう無しに、北朝鮮の偶像化教育を受けざるを得ない。今月初頭、朝鮮学校の児童生徒約120人が、少年芸術団の資格で、北朝鮮を訪問したこともある。

日本政府から、一般国際学校として認可を受けた東京韓国学校は、独立的なカリキュラムを編成できる。しかし、残りの韓国学校は軒並み1条校だ。日本「学校教育法第1条」に当たる学校という意味であり、日本の教育課程を遵守し、検証教科書を使わなければならない。「竹島(独島の日本名)」は日本の領土だ」と学ぶことになる。韓国語と韓国文化を付随的に学んでおり、卒業生の中には、韓国語を十分駆使できない子どももいる。そのため、建国と金剛、京都国際学校は、韓国学校というより、民族学校と呼ばれている。

在日韓国人が設立した民族学校にも関わらず、1条校を選んだのは、財政問題のためだ。これらの学校は昨年、授業料などの自主収入(43.4%)と韓国政府の補助金(21.3%)のほか、日本地方政府の補助金(35.3%)を受け取った。一般国際学校として承認が降りれば、日本政府から補助金を受け取ることができる。

東京韓国学校を除くほかの民族学校の在学生数は、減り続けている。現在、入学枠の65%ほどしか満たしていない。そのため、大阪地域の在日韓国人らは29日、民族学校発展推進委員会を立ち上げ、教育財源の調達に力を入れることにした。



lovesong@donga.com