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金第1書記「全面戦争の準備は完了」

Posted March. 09, 2013 04:24,   

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北朝鮮は、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議案が全員一致で採択された8日、韓国と国際社会に対する武力示威と脅迫の強度をさらに高めた。

金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が7日未明、延坪島(ヨンピョンド)と向かい合う西部戦線の長在島(チャンジェド)と茂島(ムド)の防衛隊を視察したと、朝鮮中央通信が8日付で報じた。視察には、哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没と延坪島砲撃を主導した金英徹(キム・ヨンチョル)偵察総局長や金格植(キム・キョクシク)人民武力部長らが同行した。金第1書記が最前方の長在島、茂島を訪問したのは、昨年8月以来7ヵ月ぶりだ。

同通信は、金第1書記が、長在島防衛隊が攻撃対象とする延坪島に関する報告を受け、「敵が我が領海、領土に一点の花火でも落とすものなら、再び身動きがとれないように敵陣を破壊せよ」と命じたと報じた。また、金第1書記は茂島防衛隊で、韓国軍の戦力が増強された西海(ソヘ・黄海)5島を指定し、新たな攻撃手段と対象を再確定して、攻撃の順と秩序を定めたと報じた。金第1書記は、戦闘陣地が戦いの備えができていることを確認し、満足して「ここは世界の耳目が集中した敏感な地域だ。祖国統一大戦の第一の砲声、信号弾を打ち上げよ」と言ったと、同通信は伝えた。金第1書記は、「延坪島の砲撃戦は休戦後最も痛快な戦いであり、一人の軍人も傷つかず、敵に白頭山(ペクトゥサン)革命の強軍の銃隊を味あわせた」と述べた。これは偽りの主張だ。北朝鮮軍は韓国軍の攻撃で大きな被害を被った。

北朝鮮メディアの挑発も続いた。労働新聞は8日付で、7日に平壌(ピョンヤン)で開かれた「最高司令部声明支持平壌市軍民大会」を報じ、「無慈悲な正義の銃隊で不倶戴天の敵である米帝と総決算し、祖国統一の大業を成し遂げよう」と扇動した。大会で人民軍の代表である上将(韓国の中将)の姜杓永(カン・ピョヨン)は、「人民軍将兵は引き金に指をかけ、命令だけを待っている。すでに攻撃目標を確定した大陸間弾道ミサイルをはじめ各種ミサイルは、軽量化・小型化し、多種化された核弾頭を装着して待機状態にある」と主張した。

北朝鮮の対韓国機構である祖国平和統一委員会書記局も同日、声明を出し、「南朝鮮軍は我々に逆らった代価を最終的には破滅で支払うことになるだろう」と警告した。声明は、韓国軍当局が最近、「北朝鮮の挑発時には指揮勢力まで攻撃する」と明らかにしたことに対して、「最高首脳部を標的にするということは、全面戦争の引き金を引く妄動だ」と主張した。また、「指揮勢力の報復を試みる瞬間、反逆の巣窟である大統領府は破壊され、ソウルは火の海になるだろう」と警告した。



shcho@donga.com