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海洋部長官の初の現場訪問は鷺梁津水産市場

海洋部長官の初の現場訪問は鷺梁津水産市場

Posted May. 02, 2013 03:02,   

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「私も人気が出ました。あまりにも有名になりましたから」

1日、ソウル銅雀区(トンジャクク)の鷺梁津(ノリャンジン)水産市場を訪問した尹珍淑(ユン・ジンスク)海洋水産部(海水部)長官は、「長官についてよく知っている」と話したある商人の言葉にこのように答えた。国会人事聴聞会の過程で浮き彫りになった資質をめぐる議論を冗談で受け止めたのだ。

就任して2週間ぶりに初めて民生現場を公式訪問した尹長官は、午前5時半に市場に到着するや否や履いていたシューズを赤い長靴に履き替えて、約2時間をかけて市場の随所を見て回りながら商人らと挨拶を交わした。

同日、商人らは「客もいないし、水産物もあまりない」と語り、尹長官にもどかしさを吐露した。尹長官は、「物価安定が重要だ。我々は本当に申し訳ない気持ちだ」とすまなさそうな顔をした。同日、尹長官はカニ2キロを6万5000ウォンで直々に購入した場面もあった。「どうするのか」という商人の質問に「私が食べます」と答えたが、財布には5万ウォンしかなく、随行員からお金を借りて支払った。

尹長官は同日、商人らと市場内にある食堂で朝食を共にしながら、今後海水部の政策方向について自信溢れる態度で説明した。ある商人が、「水産物の備蓄を通じて価格安定を図らなければならない」と申し立てると、「解凍技術次第で冷凍水産物の味は違ってくる。解凍技術があれば、ボラも冷凍させてから解凍して寿司で食べられるので、そのような技術を開発する必要がある」と答えた。

現在リモデリング工事が進められている鷺梁津水産市場について、尹長官は「ソウル市の『ランドマーク』にし、市民が観光も出来、休めるところになるようにする」と語り、「枯渇する水産資源の回復にも取り組む」と話した。



ryu@donga.com