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統進党議員の事務室を家宅捜索、通信や油類施設の破壊を企んだ容疑

統進党議員の事務室を家宅捜索、通信や油類施設の破壊を企んだ容疑

Posted August. 29, 2013 04:21,   

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国家情報院(国情院)と検察が28日、統合進歩党(統進党)の李石基(イ・ソッキ)議員や党幹部の自宅、事務所など18ヵ所への家宅捜索を行った。

国情院と水原(スウォン)地検は、午前6時半から、李議員やウ・ウィヨン元報道担当、金洪烈(キム・ホンヨル)京畿道(キョンギド)党委員長、キム・グンレ京畿道党副委員長、洪鏧碩(ホン・スンソク)京畿道党副委員長、李相昊(イ・サンホ)京畿進歩連帯顧問、イ・ヨンチュン民主労総高陽坡州(コヤン・パジュ)支部長、、チョ・ヤンウォン社会動向研究所代表、韓同謹(ハン・ドングン)元水原市委員長、パク・ミンジョン元中央党青年委員長などの自宅や事務所について家宅捜索を行った。また、李相昊顧問と韓同謹元委員長、洪鏧碩副委員長の3人を緊急逮捕した。

この過程で、李議員の国会議員会館事務所の520号室では、李議員の補佐陣が家宅捜索令状を執行しようとする国情院の職員らと一時、にらみ合った。

捜査チームは内乱陰謀罪、国家保安法違反の容疑で、令状の発行を受けたと明らかにした。

内乱陰謀罪とは、国を混乱に陥れるため、集合し内乱を企てたり、他者が内乱を起こすよう煽動または内乱を起こすだけの余地があるという内容を流布した時に適用される。

捜査チームはこの3年間、内密捜査の過程で、李議員が昨年4月の総選挙で、統進党・比例代表2番で当選した後、京畿東部連合の地下組織の会議に出席し、自分の重要組織員100人余りに対し、「有事の際に備え、銃器を準備せよ」と指示した内容が含まれているという録音記録を確保した。

捜査チームはまた、李相昊顧問の京畿道水原市長安区亭子洞(チャンアング・チョンジャドン)の自宅の家宅捜索を行い、5月、ソウルの某所で党員130人あまりが集まった際に密会を催し、ソウル地域の通信施設や油類施設の破壊を企んだという内容が盛り込まれた令状を示したという。

捜査チームの関係者は、「保安を保つことが難しいと判断し、家宅捜索に踏み切った」とし、「録音記録の内容について詳しく取り調べている」と話した。

ただ、現役国会議員の李議員に対しては、逮捕状は請求されていない。捜査機関が国会会議中に、現役議員を逮捕するためには、令状を請求した後、国会同意などの手続きを踏まなければならない。

今回の家宅捜索は、水原地検が令状の発行をうけたが、実際の捜査は、対共産党捜査権を持っている国情院が行うという。

統進党は強く反発している。洪性奎(ホン・ソンギュ)スポークスマンは、「大韓民国の時計が、維新時代の41年前に戻った」とし、「公安の弾圧を直ちに中止すべきだ」と反発した。