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ネクセンの朴炳鎬、2年連続のMVP有力

ネクセンの朴炳鎬、2年連続のMVP有力

Posted October. 11, 2013 03:34,   

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1年だけだったら運とも考えられるが、2年連続だと、実力と認めなければならない。ネクセンの右の大砲・朴炳鎬(パク・ビョンホ、27)が「大韓民国4番打者」に生まれ変わっている。

昨年、2割9分0厘の打率に31ホームラン、105打点の猛活躍で最優秀選手(MVP)に選ばれた朴炳鎬は、今季、さらにアップグレードした3割1分7厘に37ホームラン、117打点を記録した。現在の雰囲気なら、2年連続MVPが有力だ。

朴炳鎬は、8、9日行われた準フレーオフ第1、2戦でも、韓国代表4番打者との面貌を遺憾なく発揮した。

ポストシーズン初出場にもかかわらず、8日、第1戦1回から斗山(トゥサン)のエース、ニパートを相手に、フェンスを越えるホームランを放った。第2戦では序盤3打席ではノーヒットだったが、8回の四球に続き、延長10回、体に打たれるボールで出塁してチームの勝利に貢献した。2試合の間、9度打席に立って5度も出塁し、出塁率は5割5分6厘に達する。

廉京鎏(ヨム・ギョンヨプ)ネクセン監督は、第1戦のホームランについて、「僕が見てもすごかった。ニパートの球が速すぎて(時速150キロ)、タイミングがちょっと遅かった。ところで、この球を力で押し出した。スウィングの軌跡がそれほどいいという証拠だ」と話した。廉監督は、「ほとんどの打者は球を前で打たなければ、ホームランにつながらない。ところで、朴炳鎬はなかなかよいスウィングメカニズムを持っているため、中間や後ろで打った球もホームランにつながる。スウィングスピードや柔らかさを見ると、全盛期の李承鎏(イ・スンヨプ、三星)にも似ている」と話した。現代(ヒョンデ)や三星などでプレーし、328ホームランを記録した往年の右巨砲・沈正洙(シム・ジョンス、引退)との比較でも朴炳鎬に軍配が上がった。

現役時代、名打者として活躍した解説委員の考えもあまり違わなかった。300ホームラン打者の朴栽弘(パク・ジェホン)MBCスポーツプラス解説委員は、「朴炳鎬の打撃を見ると、スウィングをする瞬間、中心を後ろに移すことが分かる。遅いと思われるタイミングでもきちんと球を打つ理由は、中心移動が上手であるためだ」と話した。現役時代、「キャノン・ヒーター」と呼ばれたキム・ジェヒョンSBS−ESPN解説委員は、「ニパートを相手する時、球を数本見てからすぐ短いスウィングに転換する。投手別にリズム感を探す生まれつきの才能がある」と話した。

引退する前、朴炳鎬と共にネクセンに属していたイ・スンユンXTM解説委員は、「テクニックは言うまでもなく、誠実さに健全なマインドまで持っている。さっそく来年から40〜40本のホームランは打てる選手だ。沈正洙は主に引いて打つスウィングで03年に53本のホームランを放った。押してもホームランを打てる朴炳鎬はさらに多くのホームランを打つことができる」と話した。