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世界の主要投資銀行、ドル安円高の見通し示す

世界の主要投資銀行、ドル安円高の見通し示す

Posted October. 14, 2013 05:24,   

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世界の投資銀行がドル安と円高の見通しを示した。これまでドル高と円安を見通したのとは正反対に予想するのだ。

13日、国際金融センターとブルムバーグによると、ゴールドマンサックスは10日、円とドルの今後の3ヵ月の見通しを1ドル当たり105円から98円へ引き下げた。クレジットスイスも2日、この見通しを105円から95円へ大幅に引き下げている。

昨年12月日本の安倍晋三政権発足後5月まで円安が続いたことを受け、世界の大手投資銀行(IB)は殆ど年末まで円が1ドル当たり100円を上回るを予想していた。しかし、国際金融センターが7日基準で集計した14のIBの3ヵ月見通しの平均は102.29円で、2週前の23日に集計した平均の103.37円より安かった。ブルムバーグが調査した76金融会社の今年第4四半期の見通しも11日基準101円で、1ヵ月前の103円より安くなった。

第2四半期を過ぎてから米国の量的緩和縮小のイシューが浮き彫りになり、日本当局の更なる浮揚策がなくて、円ドルの為替相場は一時1ドル当たり94円台まで下がっている。これを受け、IBが見通しを現実化していると解釈されている。

ゴールドマンサックスは報告書で、「円・ドルの為替相場を下げた理由は、安倍首相の景気浮揚策が予想より実効性をあげていないため」と指摘した。これに最近、米連邦政府の暫定閉鎖や負債限度増額交渉など財政イシューが重なり、米連邦準備制度が出口戦略を予想より遅らせるという観測が出ていることから、円安の見通しが徐々に弱まっているものと分析される。