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ソマリア海賊の身代金収入、7年間4244億ウォン

ソマリア海賊の身代金収入、7年間4244億ウォン

Posted November. 04, 2013 03:26,   

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ソマリアなど、いわば「アフリカの角」といわれているアフリカ東北部地域を根拠とする海賊らが最近、この7年間、人質の身代金として約4億ドル(約4244億ウォン)ほどの収入を上げていたことが、調査の結果分かった。

国連薬物犯罪事務所(UNODC)とインターポール(国際刑事警察機構)、世界銀行グループ(WBG)は、1日公開した調査報告書の中で、05年4月から12年12月にかけて、ソマリア海族らの活動状況について紹介し、このように明らかにした。

海賊活動59件の「マネーモデル」について分析した結果、人質の身代金の収益のうち、30〜75%は、海賊活動に「ベンチャー資金」を投資した事業家の分け前だった。海賊事業家らは、この収益Wを人身売買や武器密売などの犯罪活動に再投資した。船舶を直接拉致した下級海賊の組織員らが受け取る金は、拉致した船舶1件に3万〜7万5000ドルほどだった。

ソマリア海賊らが獲得した身代金の収益が最も高かった年の11年であり、1億5110万〜1億5567万ドルに達した。しかし、昨年は3635万〜4039万ドルへと激減した。これは、08年から北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)など、国際社会がアデン湾で展開している大々的海賊撲滅作戦が、効果を表しているためだと、報告書は分析した。

同報告書はこれと共に、ソマリア海賊の活動が、世界経済全体に及ぼす悪影響は、毎年180億ドルほどに上ると試算した。これは、アフリカ東部地域を通る船舶量や観光客、漁獲量、国際金融取引減少などを全て含めた金額だ。

一方、米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)は同日、ソマリア海賊勢力が国際社会の対応強化で、海賊行為が難しくなると、アカシア木で作った炭の違法輸出で、「アルカイダ」とつながりのある武装グループ「アルシャバブ」のテロを支援するやり方で、活動方向を変えていると報じた。