Go to contents

米外交専門誌「友好国間の相互盗聴は長い伝統」

米外交専門誌「友好国間の相互盗聴は長い伝統」

Posted November. 12, 2013 03:37,   

한국어

米国家安全保障局(NSA)による同盟国の指導者に対する盗聴が連日ヘッドラインを飾っているが、友好国間の相互盗聴は長い伝統という主張が提起された。

外交・国際政治専門誌フォーリン・アフェアーズの最新号は、このような活動は16世紀にまで遡ると伝えた。カトリック信徒だったスペインのフェリペ2世と法王は、神教を支援する英国を侵攻するためにスペインの無敵艦隊(アルマダ)を送ることで合意した。しかし、互いの情報活動は続いた。このため、最後まで相手が考えを変えないか疑念を抱かざるを得なかったという。

友好国に対して情報活動をし、発覚して問題が生じたケースも多い。1987年、米国の友好国イスラエルは、米国情報員ジョナサン・ポラードを抱き込み、米国の安全保障情報を入手した。これを知った米国は、イスラエル最高位層の嘆願にもかかわらず、ポラードに無期懲役を言い渡した。

同盟国の間で情報戦がこのように激しいのは、国益を守り、相手国の裏切りや(敵対国との)2重取引などを阻止するためだと、フォーリン・アフェアーズは伝えた。友好国であっても国益を脅かす二重スパイが存在する恐れがあるためだ。

第2次世界大戦後、米国と英国の関係は緊密になったが、米国の重要な軍事情報が当時ワシントン駐在英国大使館所属の2重スパイによってモスクワに渡った例もあると、同誌は伝えた。そして、「国際舞台で友情と同じ単語は『誤った名称(misnomer)』だ」と付け加えた。