米女子プロゴルフ(LPGA)ツアー2013シーズンが、一つの大会だけを残している。21日、米フロリダー州ネイプルスのティブロンゴルフクラブ(パー72)で開幕するCMEグループタイトルホールダーズ(優勝賞金70万ドル)が、今シーズン最後の大会だ。今シーズン各大会上位3位の最精鋭の70人が出場する今大会で、3人の活躍に注目が集まっている。
●「悠々自適」朴仁妃
今年に自己最高の目標だった韓国人初の「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」に決まった朴仁妃(パク・インビ、25)は、最終戦に向けた足取りが一段と軽くなった。朴仁妃は、「久しぶりに軽い気持ちで試合に出れる。だからか、余計期待も高い」と話した。ファンたちは、朴仁妃が2年連続の賞金王と年間最小打数賞(ベアー・トロフィ)を獲得することができるのかに注目している。
賞金ランキングは2位のスーザン・ペテルセン(ノルウェー)を10万ドルの差をつけた首位で、平均打数部門は3位につけている。いざ本人は「すでに1度ずつの経験があるので大して意識していない」と言いながらも、「有終の美を飾りたい」と決意を語った。
韓国にいる家族は、大会中の行われる「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」表彰式に参加する予定だ。今シーズン開幕戦で優勝したのも、華やかなフィナーレを夢見る理由だ。
●「鶴首して待つ」リディア・コ
ニュージーランドの韓国系ゴルフ天才少女、リディア・コ(16)は、待ちに待ったプロデビューを果たす。早くもアマチュア時代からLPGAツアー大会で2度の優勝を経験しているが、プロになって周囲から注がれる熱い視線は大きなプレッシャーになっているようだ。長らく記憶に残る最初の賞金は果たしていくらだろうか。
歴代のゴルフ有望株らにとってプロデビュー戦の壁は高かった。タイガー・ウッズ(米国)は1996年、ミルウォーキーオープンで、60位タイに止まった。とくにリディア・コと良く比べられているミシェル・ウィーは、プロとして初出場した2005年の三星(サムスン)ワールドチャンピオンを4位で終えた後、第3ラウンドでのドロップミスが後から指摘され、失格処分を受けている。5万3126ドル(約5400万ウォン)の賞金まで飛ばしたウィーは涙を零した。
●「切歯腐心」崔羅蓮
昨年の同大会で通算7勝目を収めている世界ランキング6位の崔羅蓮(チェ・ナヨン、26)は、2連覇に挑戦する。今シーズン、崔羅蓮は8度もトップ10入りし、100万ドル(約10億ウォン)に近い賞金を獲得しているが、いざトロフィとは縁が無かった。予選敗退は一度も無かったし、最悪の成績が44位タイだったほど、堅調なペースだったが、どこか物足りない。
LPGAツアーは、ホームページで「崔羅蓮が多少静かなシーズンを送った」とコメントしている。無冠脱出を目指す崔羅蓮は、国内に留まっていたが、先週のメキシコ大会を飛ばして、いち早くフロリダ州へ渡り、時差適応やコンディション調整に力を入れた。
平均打数70.226で4位に立っているほどシーズンを通して安定したショット感覚を見せており、持ち味の集中力に期待をかけている。