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与野党、世論に耳を傾けて国会正常化の突破口を見出せ

与野党、世論に耳を傾けて国会正常化の突破口を見出せ

Posted December. 03, 2013 03:13,   

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与党セヌリ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)代表と崔鍫煥(チェ・ギョンファン)院内代表、野党民主党のキム・ハンギル代表と田炳憲(チョン・ビョンホン)院内代表が2日、「4者会合」を行なったが、合意に至ることはできなかった。国会に対する国民の非難の声が高まっているので、「もしかして」と思ったが、「やはり」だった。しかし、今日再び会合を行なうというので、まだあきらめるのは早い。

今韓国を取り巻く状況は厳しい。防空識別圏問題などで北東アジアの危機が高まっている。青年失業者は就職できずに希望を持てずにいる。政府と政界が心を一つに経済を活性化させ、国民生活のために最善を尽くさなければならない時だが、政界は国会の関連法案通過を妨害している。

国会は今年も憲法が定めた予算案処理の法廷期間(12月2日)を守ることができなかった。法を作る立法府が11年間、習慣のように違憲を繰り返している。このままでは予算案処理が年を越え、準予算を編成しなければならず、政府機能が事実上マヒ状態に陥る事態まで心配される状況だ。与野党は、定期国会3ヵ月の間、野党が提起した国家機関の大統領選挙介入疑惑をめぐって政争に明け暮れ、たった1件の法案も通過させることができなかった。大統領選挙を行なった昨年や与野党間の対立が激しかった以前にもなかったことで、これほど深刻な職務遺棄はない。

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は2日、黄賛鉉(ファン・チャンヒョン)監査院長と金鎮太(キム・ジンテ)検察総長候補、文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官候補に任命状を授与した。監査院長の空白は何と98日も続いた。国政の責任者として監査院と検察、保健福祉部の業務の空白をこれ以上放置できないと認識して決断をしたものと見える。野党の反発で政局の硬直がさらに深刻になると憂慮されるが、民主党が法人カードの不適切な使用疑惑を受けている文候補の辞退と黄監査院長に対する国会承認の拒否を結びつけることは最初から話にならなかった。

メディアリサーチが先月30日に実施した世論調査によると、国会の役割評価で回答者の91.1%が「良くない」と答えた。与野党は世論に耳を傾けなければならない。今日で政治の責任を負った与野党の代表と院内代表が最終協議をして意味ある結論を導き出し、国会の正常化、国政正常化の突破口を見出さなければならない。