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本紙が選んだ今年の四字熟語、「接人春風」

本紙が選んだ今年の四字熟語、「接人春風」

Posted January. 01, 2014 03:16,   

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2014年を迎え、東亜(トンア)日報が選んだ四字熟語は「接人春風」だ。「人には春風のように接する」という意味だ。明時代末の文人、洪自誠の「菜根譚」に出てくる言葉だ。自分自身に対しては秋の霜のごとく厳しくするという意味の「臨己秋霜」と対を成す表現だ。

昨年は暴言論争が多かった。自分と考えが違い、立ち位置が違うというだけで、相手にきつい暴言や美しくない表現を浴びせた。「私がすればロマンス、他人がすれば不倫」という、「牽強付会」と「我田引水」が多かった。目を外に向けても事情は大きく変わらない。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の北朝鮮は、韓国に対して荒々しい言動を日常的に行ない、北東アジアでは互いの歴史的傷口に塩を塗り、信頼を損なう言動が相次いだ。

今年は、「世の中で最も美しいのが人で、人が持ったものの中で最も美しいのが言葉だ」という表現の真意を再び吟味するといい。暮らしが苦しければ苦しいほど、厳格な基準は自分自身にまず適用し、他人に寛容になってみよう。「人間に対する礼儀」という表現は、このような時に必要だ。日本の右傾化と中国の覇権化で凍りついた日中韓3国の関係にも春風が吹くことを願う気持ちで、「接人春風」の4文字を再び考える。

一方、2006年から毎年、希望の四字熟語を選んできた教授新聞は、「迷いを転じて悟りを開く」という意味の「転迷開悟」を2014年の四字熟語に選んだ。「転迷開悟」は、煩悩がもたらす迷いや悩みを捨て、涅槃(ねはん)の悟りを得るという意味の仏教用語で、「転迷成悟」とも言う。