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モバイルのカカオ、ポータルのダウムを買収

モバイルのカカオ、ポータルのダウムを買収

Posted May. 27, 2014 09:11,   

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韓国の国民的メッセンジャーである「カカオトーク」を運営するカカオと国内2位のポータル、ダウム・コミュニケーション(ダウム)が合併を通じて統合法人「ダウム・カカオ」としてスタートすると、26日発表した。両社の時価総額は約4兆2000億ウォンに達する。今度の合併は国内情報技術(IT)業界史上、最大規模の合併であると同時にモバイル企業がポータル企業を買収した初ケースという点で歴史に残ることになった。

ダウムは同日、公示を通じて、「両社が今月23日、それぞれの理事会を開いて、両社の合併に決議し、合併契約を締結した」と発表した。今度の合併でダウムの株式価値の基準は1株当たり7万2910ウォンに、カカオは11万3429ウォンと算出された。これを受け、ダウムは合併対象法人のカカオの株式を1対1.556の比率で発行新株と交換して進める予定だ。

両社の合併は外形的にはダウムがカカオを買収する形を取っているが、実質的には非上場企業のカカオが上場会社のダウムを買収して迂回上場するものと受け止められる。ダウムの時価総額は1兆591億ウォンであることに対し、カカオの企業価値は3兆2000億ウォンと評価されるためだ。インターネット業界では「IT業界の主流がモバイルへ移動したことを示す象徴的な事件」という解釈が出ている。

一方、今回の合併で金範洙(キム・ボムス)カカオ議長はダウム・カカオの持株38.9%を獲得して、ダウム・カカオの最大株主になった。ダウムの最大株主だった李在雄(イ・ジェウン)ダウム創業者の持分は3.4%にとどまり、事実上経営権を引き渡すことになった。両社は8月、株主総会の承認を得た上、年内に合併手続きを完了するという計画だ。