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帳簿に記された区議員も「ソン氏の土地用途を変更」

帳簿に記された区議員も「ソン氏の土地用途を変更」

Posted July. 24, 2014 03:57,   

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ソウル市議員殺人教唆事件の被害者ソン氏(67)が作成した「毎日記録簿」に名前が挙がった江西区(カンソク)の議員が、ソン氏が所有する土地の地域の用途変更を推進していたことが明らかになった。殺人教唆の容疑を受けている元市会議員の金亨植(キム・ヒョンシク)容疑者らに金を渡した内容を記した記録簿の別紙には、「2010年11月9日—1億、区長とA区議員に渡すと持っていく」と記されている。

帳簿に名前が書かれた日から約15日後の11月25日、江西区議会の福祉建設委員会会議で、A議員は、「他区に比べて不足しているので、鉢山(パルサン)地域に商業地域を指定すべきだ」とし、江西区の都市管理局長に用途変更を求めた。区議会の会議録にはA議員が「鉢山駅周辺の商業地域の件で一度用役をするべきではないか。ソウル市議員と話したところ可能性があると言った」という発言内容も記されている。

同年12月16日、江西区議会の予算決算特別委員会会議で、江西区庁の都市計画課は鉢山駅周辺の商業地域の検討用役費として1億5000万ウォンを増額・編成したと報告した。

しかし、2011年7月7日に開かれた江西区議会福祉建設委員会会議で、江西区が財政難を理由に鉢山地域の商業地域変更計画案の研究用役費の執行を先送りしたと報告すると、A議員は「ソウル市から金が出ればするということか。今年は難しいということか」と問い質した。江西区都市計画課長が「予算の関係で到底できない。(下半期にどうなるか)私が申し上げられる事項ではない」と答えると、「課長が言えないなら、誰ができるのか。金を取って来る方法を探して下さい」と迫った。

江西区はその後、2012年3月に用途変更基礎工事の用役契約の入札公告を出し、2013年1月には住民の意見聴取の手続きも進め、鉢山駅付近地域の用途変更計画を立てた。しかし3種一般住居地域を商業地域に一気に用途変更するというこの計画は、2013年2月にソウル市の反対を受け、失敗に終わった。

金容疑者が、亡くなったソン氏から用途変更のためのロビー資金として金を受け取った後、殺人を依頼したと見ている検察は、A議員が関与したかどうかも捜査している。A議員は、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「金容疑者から金を受け取った事実はない。会議の内容はよく思い出せない」と述べた。