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アジア大会の韓国代表、イ・グァンジョン号の最終メンバーは?

アジア大会の韓国代表、イ・グァンジョン号の最終メンバーは?

Posted August. 06, 2014 03:38,   

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「チームのカラーですか?犠牲精神で塗りつけますよ」

仁川(インチョン)アジア大会に参加するサッカー韓国代表(23歳以下)のイ・グァンジョン監督(50・写真)は確信に満ちていた。15日まで最終メンバー20人を選らばなければならないイ監督が、候補に上がっている選手たちに送る警告のメッセージでもあった。「自分の代表入りは間違いないだろう」と思うのは勘違いだ。

今大会の韓国代表には大きな期待がかけられている。1986年のソウルアジア大会以来28年ぶりの金メダル獲得を心待ちにしている。ブラジルW杯の不振も影響し、代表チームには重いプレッシャーがのしかかっている。

イ監督は、最高の戦力で大会に臨みたい。そのためには、孫興民(ソン・フンミン=22・レバークーゼン)の合流が最大のカギとなる。イ監督は、「今のところ、可能性は五分五分だ」と言い、「孫興民を、アジア大会と来年1月のアジアカップの両大会に全部参加させるわけにはいかないというのがレバークーゼンの立場なので、さらなる話し合いが必要だ」と話した。

今大会で使える3枚のワイルドカード(24歳以上)の人選については、ほぼイメージが固まった。イ監督は、「2枚は決めているが、残りの1枚は検討を続けている」と言った。ワイルドカード候補には、ブラジルW杯で活躍した金信𨪙(キム・シンウク=26)、イ・ヨン(28=以上蔚山)、朴柱昊(パク・ジュホ=27・マインツ)のほかに、ブラジルW杯に参加したイ・ミョンジュ(24=アル・アイン)が挙げられている。GKは、ブラジルW杯が生んだスター、金承圭(キム・スンギュ=24・蔚山)も可能性がある。とりあえず、イ監督が決めた2人はフィールドプレイヤーだ。

2000年に大韓サッカー協会のユース指導者を始まりに年代別代表監督をあまねく経験し、数々の大会を体験しているイ監督は、選手の集中力を高めるのに独自のノウハウを築いている。アジア勢のチームが韓国戦で守備的に出る場合を想定し、2、3の簡潔な攻撃パターンも設計している。毎日夜10時30分になると、選手たちの携帯フォンとノートPCを差し押さえる。仁川アジア大会でも、このルールは続く。理由は明らかだ。「基本ですよ。寝る時間だから要らないでしょう」。

イ監督が目指しているアジア王者奪還に向けた第一歩は、基本と心構えだ。