男子ピストルと女子ライフルで金３個、アジア大会射撃

忠清北道（チュンチョンブクト）の湖畔でも愛国歌が鳴り響いた。主役は２４日、忠州（チュンジュ）の弾琴湖（タングムホ）ボート競技場で行われた仁川（インチョン）アジア大会のボート女子シングルスカル（１人乗り）決勝で８分４６秒５２で金メダルを取った金礼智（キム・イェジ＝２０）だった。ボート女子で韓国人選手がアジア王者になったのは初めて。男女を通しては、２００６年のドーハ大会で男子シングルスカルのシン・ウンチョル以来の２番目。

前日まで３個の金メダルを獲得した射撃場は、この日だけで３個の金色の銃声が鳴った。金逷弘（キム・ジュンホン＝２４）はラピッドファイアピストルで２冠を達成した。金逷弘は、張大奎（チャン・デギュ）、宋宗鎬（ソン・ジョンホ）と組んだ団体戦の優勝に続き、個人戦でも中国選手を１点差で抑えて２個目の金メダルを獲得した。

射撃女子の５０メートルライフル伏射団体ではナ・ユンギョン、ウム・ビッナ、チョン・ミラが金メダルを獲得した。韓国射撃代表は同日まで、金メダル６個を獲得した。

今大会開幕後、韓国選手団に初の金メダルをもたらした武術では２人目のチャンピオンが出た。キム・ミョンジンは武術太極拳の男子散手７５キロ決勝でイラン選手を２−１で制した。韓国選手が同種目で金メダルを獲得したのは初めて。

韓国は２４日午後４時３０分現在、金２４、銀２３、銅２２個を取り総合順位で２位を維持し、３位の日本（金１７、銀２２、銅２３）との差を広げた。中国は金４９、銀２５、銅２３個で９大会連続で１位を保っている。