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高校時代の女性教師を殺害した20代男に史上最長の35年刑

高校時代の女性教師を殺害した20代男に史上最長の35年刑

Posted September. 25, 2014 03:15,   

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高校時代に片思いを寄せていた女性教師を数年間ストーキングした末、殺害した20代の男に、司法史上最も長い懲役35年刑が確定した。

殺人などの容疑で起訴され、1審で懲役35年が言い渡されたユ某被告(22)は、22日控訴審裁判部のソウル高裁刑事9部(李敏杰部長判事)に控訴取り下げ書を提出した。これで、司法史上最も長い有期懲役刑が確定となった。現行の刑法上有期懲役刑は、最高50年まで言い渡すことができる。

1審裁判部は、「ユ氏は、『殺す』という電子メールを400通あまりも送り、計画的に殺害を準備するなど、罪質が極めて悪い。犯行当時殺人を決意し、実質的な準備をするなど、衝動的犯行ではなかった」と、最長期刑を言い渡した。検察は1審判決に公訴(控訴?)せず、ユ被告だけが量刑が過度に重いことを理由に控訴したが、控訴審の初公判が開かれてから6日後に、自ら取り下げた。

ユ被告は、高校2年生だった09年、進学指導を担当した女性教師のA氏が自分に親切に接したため、好意を感じて執拗に付きまとい始めた。連絡がつくまでA氏に電話をかけたり、住居地を訪れていくなどの行為で苦しめた。彼はその後、両親から代案学校を辞めさせられると、11年に自分はA氏と付き合っていたという内容の電子メールを学校の関係者に送りつけ、これに抗議するA氏に性的暴力を加えようとしたが、失敗した容疑(性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反)ももたれた。ユ被告は結局A氏から断られると、昨年12月、凶器で殺害した容疑で拘束起訴された。