野党新政治民主連合の禹潤根(ウ・ユングン)議員(当選3回・全羅南道光陽−求礼)が9日、次期院内代表に選出された。9日に行われた党内選挙で、禹議員は2次まで行った決選投票の末、投票に参加した議員118人(全体130人)のうち64票を得て当選した。禹院内代表の任期は、朴映宣(パク・ヨンソン)前院内代表の残余任期(7ヵ月)までだ。
党内選挙は派閥対決に突き進んだ。当選した禹議員は、親盧(親盧武鉉)・汎親盧陣営の支持を得た。禹議員の当選で、親盧・汎親盧陣営と、非盧(非盧武鉉)が主軸の中道改革派間の対立が浮上し、来年の全党大会を控え、党代表をめぐる派閥闘争はさらに激しくなる様相だ。
禹議員は1次投票で42票を獲得したが、中道派を代表して出馬した李鍾杰(イ・ジョンゴル)議員(43票)にリードされた。しかし1次投票で3位となった李穆熙(イ・モクヒ)議員(33票)の票を多く引きつけ、最終的に勝利した。李鍾杰議員は、決選投票で54票を得るにとどまった。
新任院内代表は、非常対策委員として組織強化特別委員会と全党大会党内選挙の方式決定など党の骨格を構成する作業も担う。
全羅南道光陽(チョンラナムド・クァンヤン)−求礼(クレ)で3回当選した法律家出身の禹潤根氏は、穏健な合理主義者で通じている。2012年の大統領選挙では文在寅(ムン・ジェイン)候補陣営に同行第1本部長として参加し、文議員と親交を深めたとされる。