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漂白剤を「米国製廃水洗浄剤」とウソ、主婦から18億ウォン騙し取った手口とは!

漂白剤を「米国製廃水洗浄剤」とウソ、主婦から18億ウォン騙し取った手口とは!

Posted November. 05, 2014 03:08,   

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11年4月、ソウル江北区(カンブクグ)のとあるカフェ。主婦のユン某氏(52・女)は、ダンスクラブで知り合った事業家のイ某氏(48)から、事業の紹介を受けた。米国から輸入した廃水洗浄剤を売ろうと持ちかけられた。直接、赤色の水に白い粉状の製品を混ぜながら性能について説明するイ氏の言葉に、ユン氏は乗り気になった。普段、高級な食事をもてなすのはもとより、花のプレゼントまでしながら関心を買ってきた彼だったので、疑う余地などなかった。ユン氏は、20箱を買うといい、製品も受け取らず、5万ウォン札で5200万ウォンをイ氏に渡した。

でも、イ氏の話はうそだった。事業家でもなく、米国製廃水浄化剤などありもしなかった。目の前で示した浄化性能実験は、ヨウ素溶液を溶いた水に、漂白剤を混ぜて化学反応を起こしたものだった。ユン氏に紹介した輸入商や工場長も、皆、イ氏とグルだった。彼らは、09年8月から2年間、同じ手口で全国のダンスクラブで知り合った50代や60代の女性60人から、計18億12万ウォンを騙し取った。

11年9月、このグループが検挙されたあとも、イ氏は3年2ヵ月間をさらに逃げ回った。追跡を避けるため、知人名義の携帯電話を使い、実兄名義でワンルームを契約したり、病院で診療を受けた。警察は、イ氏の実兄の名義となっている都市ガスサービス要請記録や防犯カメラの画面などを基に、光州北区(クァンジュ・ブクク)に隠れていたイ氏を先月27日、検挙した。ソウル江北警察署は、イ容疑者を詐欺容疑で拘束したと、4日明らかにした。