Go to contents

焦る北朝鮮、崔竜海書記をロシアに派遣

Posted November. 15, 2014 04:31,   

한국어

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が提案した韓中日3ヵ国首脳会談への期待が高まる中、北朝鮮は14日、ロシアに金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使として崔竜海(チェ・リョンヘ)労働党書記を派遣することを明らかにした。韓中が自由貿易協定(FTA)妥結を宣言するなど蜜月関係に入る状況で、ますます深まる対外的孤立を打開するために、ロシアとの首脳会談を選んだとみえる。

朱鉄基(チュ・チョルキ)大統領外交安保首席書記官は同日、韓中日3ヵ国首脳会談の推進と関連して、「早ければ12月末の韓中日外相会談開催に向けて努力する」とし「外相会談の結果によって韓中日首脳会談をいつ、どのように開催するか、条件が決まるだろう」と述べた。前哨戦の性格である外相会談直後の来年初めに合わせて、韓中日首脳会談を推進している。

日本の菅義偉官房長官は、「議長国である韓国が、会議開催に向けた前向きな努力をしていることは期待している」と述べた。

朱首席秘書官は、15、16日にG20首脳会議が開かれるオーストラリアのブリスベンに移動し、記者会見で、「全体的に昨年よりも3ヵ国の関係が良くなった」と述べ、3ヵ国首脳会談の実現の可能性が大きいことを示唆した。

一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、崔竜海書記が「金正恩特使」としてロシアを訪問すると報じた。ロシア外交部は、メディア報道文で、「崔竜海書記が金第1書記の特使として17〜24日、ロシアを訪問する」と明らかにした。これに先立ち、ロシアを訪問した玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)北朝鮮人民武力部長が8日、特使の派遣を提案し、プーチン大統領がこれを受け入れたという。プーチン大統領もG20首脳会議に出席する予定であり、崔竜海特使派遣は来週、実現するものとみえる。