Go to contents

泥酔女性の携帯を盗んだ警察官、「わいせつ写真」などこっそり

泥酔女性の携帯を盗んだ警察官、「わいせつ写真」などこっそり

Posted December. 04, 2014 08:13,   

한국어

「あれ?…この中に何が入っているんだろう?」

昨年9月、交番で徹夜での当直を終えた警察官のA氏(39)は、勤務交代を終えて、急いで退勤した。自宅に戻り、パソコンの前に座った彼の手には、見慣れない携帯電話があった。A氏はこの日の午前、ソウル江南区鋻潭洞(カンナムグ・チョンダムドン)のとあるクラブの前に酒に酔った女性が倒れているという通報を受けて駆けつけ、その女性を自宅まで送った。しかし、その女性の携帯電話は返さなかった。

A氏は、パソコンに携帯電話をつないで、泥酔した女性が恋人とやり取りしたメールを盗み見た。さらに、恋人が送った彼女のヌード写真や性的関係を映した動画は、ダウンロードまでした。その翌日、A氏は、後輩の警察官に、「たまたま拾ったかのように見せかけて、返しなさい」と、携帯電話を返させた。しかし、ファイル閲覧の日付がめちゃくちゃになっていることに違和感を覚えた女性の通報で、A氏の犯行は、尻尾が捕まれた。

ソウル中央地裁刑事1単独の安浩鳳(アン・ホボン)部長判事は、職務遺棄容疑などで起訴されたA被告に対し、懲役8ヵ月、執行猶予2年を言い渡したと、3日明らかにした。裁判部は、「A氏が、職務上取得したスマートフォンに入っていた個人情報を勝手に閲覧したのは、明白な過ちだ。ただ、単なる好奇心から始まった犯行であり、ほかの犯罪の意図などなく、この事件で解任されたことなどを考慮した」と説明した。