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「金正恩暗殺映画」SPEにサイバー攻撃、SWにハングルコード

「金正恩暗殺映画」SPEにサイバー攻撃、SWにハングルコード

Posted December. 04, 2014 08:13,   

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の暗殺を描いたコメディ映画「ザ・インタビュー」を製作したソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)へのサイバー攻撃に使われた悪性ソフトウェアからハングルコードが発見され、北朝鮮が関与した疑いが高まっていると、ブルームバーグ通信が2日付で報じた。SPEは先月25日、ハッカーの攻撃を受けてコンピュータのシステムがダウンし、「フューリー」、「アニー」などすでに公開したか公開予定の映画の相当数が海賊版映画サイトに流出する被害を受けた。

同通信は、SPEへのサイバー攻撃事件の調査に詳しい消息筋を引用して、「SPEのシステムをマヒさせ、データを破壊した悪性ソフトウェアがハングルコードを含んでいた」と伝えた。同通信は、このソフトウェアがコンピュータのハードドライブのデータファイルを上書きしたり、ブーティングに必要な情報の保存場所であるマスターブートレコード(MBR)を損傷させ、コンピュータを使用不能にしたとし、北朝鮮のサイバー攻撃の特徴だと説明した。

今回の事件を捜査している米連邦捜査局(FBI)は、昨年の韓国の被害例を取り上げ、単なるコンピュータシステムに保存された情報を盗んだり、データアクセスを制限するのではなく破壊する悪性プログラムへの警戒令を米国の企業に下した。サイバー攻撃の背後として北朝鮮やイランなどを名指ししなかったが、今回のハッカー集団の侵入が、昨年5月の新韓(シンハン)銀行や農協など韓国の5つの銀行とKBS、SBSなどの放送局へのコンピュータシステム攻撃と非常に似ているということだ。当時のサイバー攻撃も、北朝鮮の犯行と推定された。