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「習近平蔵書」来年2月に到着

Posted December. 18, 2014 03:06,   

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「貴校の授業と学習、学術研究のために中国の情報を含む図書や映像資料1万冊を持ってきます」(習近平国家主席)

7月4日、中国の習近平国家主席はソウル大学で行われた特別講演で、1万冊の本、定期刊行物、映像物をソウル大学に寄贈する考えを明らかにし、話題になった。しかし、まだ「習近平蔵書」の具体的な寄贈時期と目録が知らされず、国内の中国研究者が注目している。

習主席の講演を総括した鄭鍾昊(チョン・ジョンホ)ソウル大学国際協力本部長は16日、「中国側から来年2月、遅くとも3月までに習主席の蔵書がソウル大学に到着すると連絡があった」と明らかにした。船舶用コンテナ1、2個という膨大な量の蔵書を海外の大学に寄贈することは中国でも例のないことであり、習主席のプレゼントであることから本の選定に慎重を期しているため寄贈が遅れているということだ。鄭本部長は、「来年2月頃、邱国洪駐韓中国大使がソウル大学で成楽寅(ソン・ナクイン)総長に図書を伝える記念式も行う計画だ」と説明した。

ソウル大学国際協力本部によると、蔵書の目録は現在、駐韓中国大使館側で最終検討しているという。特に、国内で手に入れることが難しい中国の定期刊行物や中国語版工学図書が含まれるとみえる。代表的なものとして、韓国国内の研究者に需要が多いが実物にはお目にかかれない「教育発展研究」、「農業経済」、そして北朝鮮体制を批判した論文を掲載して2004年に停刊した中国社会科学研究院の「戦略と管理」などが寄贈目録に含まれるとみえる

また、韓中両国の歴史論争を巻き起こした東北工程の研究書も入手できるだろう。東北工程に対抗する論理を研究する韓国国内の歴史学者には朗報だ。このほかに韓国では知られていない中国の少数民族資料など文化人類学の書籍や映像物も多数含まれると、ソウル大学側は説明する。

このように膨大な量の図書と映像資料は、ソウル大学図書館内の中国関連のブースに展示する予定だ。朴枝香(パク・チヒャン)ソウル大学中央図書館長は、「大切な蔵書なので、礼節を守って、訪問当時に撮った写真や芳名録の言葉(真理を探求し光明を追求する)とともに保管する」と話した。