Go to contents

試合数増加で重要度増す2軍、各球団が続々と台湾でキャンプへ

試合数増加で重要度増す2軍、各球団が続々と台湾でキャンプへ

Posted December. 27, 2014 03:58,   

한국어

2015年プロ野球の最大の変化は第10球団のKTの1軍参加と、それに伴う試合数の増加だ。今年まで、各チームは年間128試合を戦ってきたが、来年からは144試合に増える。

このため、選手層の厚さが成績を決める決定的な要素となるのは必至だ。1軍の戦力に劣らず2軍の戦力が重要になってきたのだ。

数年前から2軍選手を対象に海外キャンプを実施してきた球団が増えたが、来年の2軍の合宿はチーム成績と直結するという面から、これまで以上に重要性が増してきた。

最も多くのチームがキャンプ地に決めているのは台湾だ。10チーム中半数を超える6チームが台湾に2軍のスプリングキャンプを行う。

斗山(トゥサン)とネクセンは昨年に続いて2年連続で台湾の高雄と台南で2軍のキャンプを行う。KIAも2年連続で台湾の台東でキャンプを実施する。昨年は中国広州で2軍キャンプを実施したSKは、台湾の台中にキャンプ地を変えた。台中から近い嘉義にはLGとロッテがキャンプを張る。ロッテとしては史上初の2軍の海外キャンプだ。

2軍のキャンプ地として台湾が脚光を浴びているのは気候のためだ。地域によって多少の差はあるが、台湾は真冬にも20度前後と暖かい気候が続く。また韓国と地理的に近く、コスト面でも1軍キャンプが実施される米国や日本に比べて割安だ。また多くのチームが台湾に集まるので、練習試合相手探しで困ることもなくなった。

2012年、韓国球団では初めてグアムで2軍キャンプを行った三星(サムスン)は、来年もグアムで2軍キャンプを実施する予定だ。グアムでは2月初めから1軍キャンプが始まるが、1軍選手が2軍キャンプ地の日本沖縄に渡れば、その空きを埋める。

一方、昨年に沖縄で2軍キャンプを実施したハンファは、今年は国内の瑞山(ソサン)球場で2軍キャンプを実施する。コスト削減などのためではなく、見込みのある選手は皆1軍キャンプに呼んだからだ。金星根(キム・ソングン)監督が就任してからの変化だ。

金卿文(キム・ギョンムン)監督率いるNCも、米国アリゾナのキャンプに昨年より多くの人数を連れて行く代わりに、2軍練習は国内で実施する。新生チームKTも、できるだけ多くの選手を1軍選手は全員1軍キャンプに合流させる計画だ。残り選手は水原(スウォン)球場で練習することになる。