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金承奎vs金鎮鉉、激化するシュティーリケ号のGK争い

金承奎vs金鎮鉉、激化するシュティーリケ号のGK争い

Posted January. 06, 2015 07:16,   

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たった一度のお墨付きで永遠に流される可能性もある。GKは重要大会を控えて、一度主力が決まればなかなか変えることがない。2002年韓日W杯のとき、李雲在(イ・ウンジェ=五輪代表GKコーチ)と金秉址(キム・ビョンジ=45・全南ドラゴンズ)の競争で李雲在がお墨付きを受けて以来、2006年のドイツW杯まで代表チームの主力組として活躍したことから分かるように、簡単に入れ替わるものではない。2002年、フース・ヒディンク氏が代表監督を務めたときのGKコーチだったFCソウルスカウトチーム長のキム・ヒョンテ氏は、「GKはゴールを守らなければならないが、守備との息も重要だ。守備が不安に思っては絶対レギュラーにはなれない。だから一度決まると簡単には替えない」と話した。

9日に豪州で開幕するアジアカップを控えて金承奎(キム・スンギュ=25・蔚山現代)と金鎮鉉(キム・ジンヒョン=27・セレッソ大阪)が繰り広げるレギュラー争いが「2002年の追憶」を思い起こさせている。2002年韓日W杯では、ポーランドとのグループリーグ第1戦の前日に、初めて李雲在は代表チームの主力GKに最終的にお墨付きをもらった。今回も大会開幕まで、誰が主力になるか分からない状況だ。

ウリ・シュティーリケ監督は4日、サウジアラビアとの強化試合(2−0勝ち)で金鎮鉉を先発で出場させた。金鎮鉉は殆ど入りそうなボールを止めるなど好セーブを見せたが、後半は金承奎と交代された。シュティーリケ監督が、まだ二人を天秤にかけていることを示す起用術だった。負傷で調整中の鄭成龍(チョン・ソンリョン=30・水原三星)は出場しなかった。

シュティーリケ号では、金鎮鉉がサウジ戦を含めて5度の親善試合のうち3試合に先発出場し、正GK争いに変化を主導している。金鎮鉉は重要大会の経験はないが、193センチの長身に敏捷性と瞬発力に優れると評価されている。2014年仁川(インチョン)アジア大会ではワイルドカード枠で出場し、28年ぶりの金メダル獲得に貢献した金承奎は、W杯と五輪に出場した経験がある。

45才の年で現役を続けている金秉址は、「競争は、いつどこにもあるもの。自分のためのチームなどない。自分がチームに溶け込まなければならない」と話した。2002年当時、金秉址は試合中にハーフラインまで飛び出すなど、多少突発的な行動をしてヒディンク監督のお墨付きをもらえなかった。

当時、ヒディンク監督のお墨付きをもらった李雲在は、「自分は、ひたすら、死に物狂いで頑張ったことしかない」と言った。今の韓国代表の正GK争いについては、「自分の出る幕ではない。今は、何も言いたくない」とコメントを控えた。その上で、「結局は生き残った者が勝つのだ」と話した。

金承奎と金鎮鉉。10日午後2時、豪州のキャンベラスタジアムで行われるグループリーグ第1戦となるオマーン戦にどっちがスタメンで出場するのかに注目が集まっている。