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朴大統領、北朝鮮に「速やかに対話」を呼びかけ

朴大統領、北朝鮮に「速やかに対話」を呼びかけ

Posted January. 07, 2015 07:14,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が6日、北朝鮮に南北対話の場に出てくるよう呼びかけた。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が1日、新年の辞で南北対話に前向きのシグナルを送ったことに受けて、初めて示した公式の反応だ。米国の追加制裁などで外交的孤立が深刻化する北朝鮮に圧力をかけることで、対話の主導権を握りたいとする思惑の表れと受け止められる。

朴大統領は同日、大統領府で今年初めての閣議を開き、「北朝鮮が新年の辞で南北対話と交流について前進した考えを表明したのは幸いだ」とし、「しかし、過去に南北関係が持続的な発展を成さず迂余曲折が多かったことから、現時点で重要なのは、北朝鮮が南北関係の発展に本気度と実践への意志を行動で示すことだ」と強調した。

北朝鮮に対して、「最高位級会談」を言及する前に、韓国が昨年末に提案した当局間会談に応じるよう迫ったものだ。金第1書記は新年の辞で、「最高位級会談をできない理由はない」と述べ、南北首脳会談開催に用意があることを表明した。しかし朴大統領は2日、「北朝鮮がすぐに実を結びたいようだ」と述べ、段階的な対話と信頼回復を強調した。北朝鮮の対話攻勢に振り回されることを警戒したものだ。

朴大統領が閣議で、「北朝鮮は速やかに南北対話と協力の場に出てきて、韓国と共に韓半島の平和定着と統一に向けた具体的な事業を実質的に行うことを望む」と言ったことも同じ脈絡だ。南北首脳会談に先立ち、具体的な事業の実施に向けた実務議論を優先する考えだ。

朴大統領は閣僚に、「今年は推進すべき重要課題の明確な成果目標を設定する『選択と集中の原則』が必要だ」とし、「関連省庁がいかに効率的に協業するかが成功の鍵だ」と強調した。