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「違法政治資金」旧統進党議員の呉秉潤被告、控訴審も有罪判決

「違法政治資金」旧統進党議員の呉秉潤被告、控訴審も有罪判決

Posted January. 09, 2015 07:11,   

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違法な政治資金を受け取った疑いで起訴された、旧統合進歩党議員の呉秉潤(オ・ビョンユン)被告(57・写真)が控訴審でも有罪を言い渡された。同判決が確定すれば、呉被告は今後5年間、公職選挙に出馬することができない。

ソウル高裁刑事2部(金ヨンビン部長判事)は8日、呉被告に対する違法政治資金収賄罪を確定し、300万ウォンの罰金を科した。また、証拠隠匿と未申告の口座を利用した政治資金収受の嫌疑についても有罪を認め、懲役8ヵ月・執行猶予2年を言い渡した。

政治資金法の違反による被選挙権の制限は「違法政治資金収賄罪」にのみ適用され、「未申告口座利用罪」には該当しないため、刑を区分して宣告した。違法政治資金収賄罪により、100万ウォン以上の罰金刑が確定すれば、今後5年間被選挙権が制限される。

呉被告は旧民主労働党の事務総長を務めていた08年〜10年、全国教職員労働組合など数十ヵ所の労働組合から違法な政治献金7億4000万ウォン余りを、中央選挙管理委員会に申告していない口座を通じて、党員の資格のない教師や公務員などから91億ウォンを受け取った疑いで起訴された。

裁判部は、「呉被告は政党の政治資金に対する透明な運用の責任があったにも関らず、7億4000万ウォンという巨額の政治資金を違法に受け取ったため、非難される可能性が高い」と明らかにした。第1審で無罪とされた証拠隠匿の嫌疑に対しても、「警察の家宅捜査が予想される状況で証拠を隠匿したのは、国家の司法機能を妨害した行為に当たり、非常に罪が重い」と述べた。呉被告は裁判の後、「最高裁に上告する」と話した。