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公開処刑説の玄永哲氏、新しい記録映画に出演せず

公開処刑説の玄永哲氏、新しい記録映画に出演せず

Posted June. 06, 2015 07:16,   

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粛清されたとされる玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)北朝鮮人民武力部長が、最近新たに放映された金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の軍事分野の活動記録映画に姿を現さなかった。国家情報院が玄氏の粛清を発表した後も記録映画に登場し、粛清説への疑惑が提起されていたが、もはや北朝鮮も粛清を公式化したのではないかという見方が流れている。

北朝鮮の朝鮮中央テレビは4日、金第1書記の4、5月の軍事分野の公開活動を宣伝する記録映画を放送した。この映画は、金第1書記が4月初めに海軍部隊を視察した様子や、4月末の北朝鮮軍第5回訓練指導官大会の出席者との記念撮影の映像を放送した。記念撮影には玄氏は参加しなかった。しかし、玄氏が参加した金第1書記主宰の4月24、25日の訓練指導官大会の映像は放映されなかった。

世宗(セジョン)研究所統一戦略研究室の鄭成長(チョン・ソンジャン)室長は、「北朝鮮が対内外の衝撃を考慮して、記録映画から玄氏を削除しなかったが、これからは徐々に削除するだろう」と指摘した。玄氏粛清説に懐疑的な見解だった鄭室長は、「玄氏が軍閥官僚主義で極刑に処され、上佐(韓国の中佐と大佐の間階級)以上にだけ知らされたという情報を得た。処刑されたことは合っている」と述べた。

北朝鮮専門家たちは、北朝鮮が放映した新しい記録映画で、昨年4月に上将(韓国の中将)に進級した朴映式(パク・ヨンシク)総政治局組織副局長が、大将の階級章をつけて金第1書記に敬礼する姿に注目した。これを根拠に、朴氏が玄氏の後任に任命された可能性を指摘している。

統一部関係者は、「記録映画で、玄氏が出席した訓練指導官大会を放映して玄氏の部分を削除したのではなく、訓練指導官大会を最初から放映しなかった」とし、「このため玄氏の映画削除の有無を断定することは難しい」と慎重な反応を示した。



zeitung@donga.com