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今年初めて顔を合わせた南北当局

Posted July. 17, 2015 07:09,   

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「干からびた南北関係にとって今日の会議が恵みの雨になるといい」(李相旻韓国側首席代表)

「いい話です。話がスムーズなのを見ると、今日の会議は比較的展望がいいのではないかと期待しています」(朴哲洙北朝鮮側首席代表)

南北当局者が16日午後、開城(ケソン)工業団地総合支援センター会議室で会った。開城工団発展に向けた南北当局間協議体である開城工団共同委員会第6回会議の席だった。開城工団共同委員会韓国側委員長の李相旻(イ・サンミン)統一部南北協力地区発展企画団長と北朝鮮側委員長の朴哲洙(パク・チョルス)中央特区開発指導総局副総局長がパートナーだった。今年初めて開かれる南北当局間会談だ。それだけ膠着した南北関係を示すものだった。

会議の雰囲気は友好的だった。朴代表は李代表にソウルの天気から尋ねた。そして「平壌(ピョンヤン)は土用の丑の日に大雨が降った。日照りが続いていたので恵みの雨となった」と話した。天気の話は、南北関係解決の話につながった。

李代表が南北会談を「南北関係に恵みの雨」と遠回しに話すと、朴代表は「今回の会議が(開城)工業地区の活性化を望む企業家、北朝鮮と韓国の関係の発展を望むすべての民族に恵みの雨のようなすばらしい結果となる契機になると考える」と述べた。李代表が、「膝を突き合わせ、開城工団を本来の軌道にのせる機会になることを願う」と言うと、朴代表は「会議の展望を期待する」と話した。

南北は、北朝鮮が提起した北朝鮮労働者に対する最低賃金引上げ率の上限ライン調節の問題、韓国が強調した開城工団の国際化と発展的正常化に向けた通行・通信・通関問題の解決、工団労働条件の改善などについて協議を続けた。南北は50分ほど行われた午前の全体会議で各自の提案を出した後、午後の首席代表間接触で交渉を行った。



zeitung@donga.com