共同通信「米、朴大統領に中国の抗日勝利記念式への欠席を要請」

米政府が、９月３日に中国・北京で開かれる「抗日戦争勝利７０周年」の記念行事に朴槿恵（パク・クンヘ）大統領が出席しないよう外交ルートを通じて要請したと、日本の共同通信が９日、米政府当局者や外交筋を引用して報じた。

報道によると、米国が韓国側に「朴槿恵大統領が出席すれば、米韓同盟に中国がくさびを打ち込んだとの誤ったメッセージになる」と懸念を伝えた。また、朴大統領の行事への出席は日米韓の協力を軸としたオバマ政権のアジア重視戦略にも影響するとの見解も伝えたという。共同通信は、朴大統領が記念行事に出席する場合、中国が歴史問題で韓国と対日共闘姿勢をアピールすることを懸念していると伝えた。

共同通信の報道に対して、韓国外交部当局者は「事実無根」と明らかにした。同当局者は、「記念行事の出席に関する決定は韓国が判断する問題であり、誰かの圧力を受けたりする問題ではない」と強調した。政府は、出席する場合としない場合の得失を天秤にかけているという。

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