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北朝鮮、寧辺核施設の活動が活発化

Posted September. 10, 2015 07:35,   

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北朝鮮の先月20日の砲撃挑発直後、平安北道(ピョンアンプクト)の寧辺(ヨンビョン)核施設で以前にはなかった大型車両の移動が確認され、新しいプルトニウム生産の可能性も排除できないと、米ジョンズ・ホプキンズ大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」が9日、明らかにした。北朝鮮が来月10日の労働党創党記念日を迎え、ミサイル発射など追加挑発の可能性が提起されている状況で出た分析なので、注目される。

38ノースのウィリアム・マグフォード研究員は、先月22日に撮影した商業用衛星写真を分析した結果、寧辺核施設内の5MW級原子炉の前に大型車両が通った形跡が確認されたと明らかにした。車両の跡は原子炉付近の付属建物の地下道にも連結しており、何かを運ぶために大型トラックが停車していることも確認されたと付け加えた。

寧辺核団地の5MW原子炉は、兵器級プルトニウムを生産できる北朝鮮の代表的な核施設だ。

さらにマグフォード研究員は、「ウランからプルトニウムを抽出する核施設内の研究所でも車両が往来した形跡が以前と違う形で確認され、特に一部のトラックは使用済み核燃料の保存所に移動した形跡も見られた」と明らかにした。使用済み核燃料の保存所で荷を下ろした形跡もあったが、正確に何の物質かを知るにはさらに分析が必要だと付け加えた。

マグフォード研究員は写真分析の結果に基づいて、北朝鮮が△寧辺核施設の現代化作業を始めているか、△原子炉の古くなった設備一部を補修しているか、△特に使用済み核燃料棒を原子炉から取り出して新しいプルトニウム生産を準備しているという推測が可能だと分析した。プルトニウムの生産のための動きなら、これは北朝鮮核兵器の備蓄量の重大な進展を意味すると、同サイトは強調した。

これに先立ち、38ノースは7月、衛星写真を判読した結果、寧辺核施設で核兵器用の高性能爆発物を組み立てたり保管するための建物を建設しており、核兵器の小型化に必要な高性能起爆装置を作る準備をしていると指摘した。



ddr@donga.com